【Q&A vol.47】薄肉フレームの座グリ締結でトルク制限がある場合、締結力を考慮した締め付け方法はありますか?
公開日時:2017/02/20
【Q】薄肉フレームの座グリ締結でトルク制限がある場合、締結力を考慮した締め付け方法はありますか?
Q&A vol.35『“座グリ穴加工の設計基準”の「トルク制限あり」とは?』にて、
薄肉フレームのザグリ締結では「締付トルク制限が必要なもの」の説明がありましたが、
対象部材で正規の締め付けを行う方法はありませんか?
【A】ホルダープレート「EZPS-○○」を使用する方法があります
ご質問ありがとうございます。
Q&A vol.35『“座グリ穴加工の設計基準”の「トルク制限あり」とは?』で
お話したように、アルファフレームの結合において、座グリと端面タップ加工を施すことで
ブラケットを使用しない結合が可能ですが、アルファフレームの中には軽量化のために
非常に薄肉のものもあり、ボルトを通して締結すると変形を生じてしまうものがあります。
そのような変形を生じないボルト締付トルクを、“トルク制限ありの場合推奨締付トルク“と
していますが、締付トルクが小さい分、締結力もそれに応じて弱くなります。
その場合には、ホルダープレート「EZPS-○○」を使用することで
座グリに類似した締結をすることが出来ます。
(M6、M8シリーズで接合面側にナット溝がある場合に限ります)
ホルダープレート「EZPS-○○」
「EZPS-○○」は、通常同じ高さにクロスで座グリしたい場合に
極低頭ボルトを使用する事でその役割を果たすものですが、
クロスではなく一方向で使用する場合は、通常の六角穴付きボルトが使用できます。
EZPS使用例