【Q&A vol.19】 水がかかるところで使用できますか?
公開日時:2014/10/28
【Q】水がかかるところで使用できますか?
アルミフレームで装置架台の製作を検討しています。
前工程で水を使うのですが、水がかかるところで使用はできますか?
【A】基本的に問題ありません。
ご質問ありがとうございます。
また、アルファフレームのご検討ありがとうございます。
アルファフレームの表面処理は、
アルマイト処理の上にクリア電着塗装が施してあります。
非常に耐食性の高いものとなっていますので、基本的に問題ありません。
ただし、切断端面や中空内部はその処理がありません。
そこには酸化膜が出来ていますので、急激な腐食は起こりませんが、
水が付かないようにエンドキャップ、シール剤、接着剤などを
塗布して塞いでおくことを推奨いたします。
また、傷が付いてアルミニウム合金の地金が露出した場合には、
すぐに空気中の酸素と反応して、酸化膜ができ腐食を防ぐのですが、
数10オングストローム程度の薄いものです。
酸性溶液がかかったり、異種金属が接触していて、その間に電解質の水分が
存在すると、局所的に電池となり、腐食が発生してしまいます。
傷が付いた場合にはクリアの塗料を塗るなどの対策を推奨いたします。
接続するためのボルト・ナット類に関しては、ステンレス製がお推めです。