【Q&A vol.23】鋼材と比較したときのコストは?
公開日時:2015/02/17
【Q】鋼材と比較したときのコストは?
アルミと鋼材を比較したときのコストはどうなのでしょうか?
【A】条件により大きく異なりますが、概ね同等レベルが多いです
ご質問ありがとうございます。
アルミフレームと鋼材のコスト比較は、
今までもたくさん頂いておりますが、
条件によって大きく異なります。
装置架台を製作する場合では、
鋼材でのコスト=
設計費+材料費+製缶加工費+機械加工費+塗装費+工程間輸送費+手配管理費
アルミフレームでのコスト=
設計費+部材購入費+組立費+工程間輸送費+手配管理費
ここで、鋼材の場合に各工程をすべてひとつの工場で行える場合と、
各工程ごとに別の業者へ依頼するのとでは非常に大きな差が出ます。
ですから、個別計算できる(上記計算式で)コストはケースバイケースで、
概ね同等レベルが多いようです。
最も大きく異なるのは、スループットです。
製造業におけるスループットの考え方は「制約条件の理論」として有名ですが、
簡単に言うと単位時間当たりの生産量です。
これは量産品のみならず装置製作においても同様のことが言えます。
以下の図のように短期間で出来上がるという事が、スループットを上げ、
個別のコストではなく基準期間内での利益を増大させるという事になります。
また、カクチャ(作図サポートサービス)
およびマーキングシステムを利用することにより、
さらにスループットを向上させることができます。