【Q&A vol.110】デルタブラケットの塗装有と無しとは? 取り扱い時の注意点は?

公開日時:2022/05/25

【Q】デルタブラケットに塗装有と無しがありますが、色の違いと考えて良いですか?  また、取り扱い時の注意点は?

デルタブラケットに塗装「有り」と「無し」がありますが、色の違いと考えて良いのでしょうか?

また、取り扱い時に注意することがありますか?

 

【A】それぞれ特徴が異なります

お問い合わせありがとうございます。

 

デルタブラケットの塗装『有』と『無』には、それぞれ特徴があります。

<塗装有りの場合>

塗装品は美観が良く、耐食性も高くなっています。

 

<塗装無しの場合>


塗装無しの生地品は、強いアルカリ性や酸性の環境、および屋外では腐食する場合があり、
表面を強く擦ると黒い汚れが付いてきます。


しかし、この生地品は表面の摩擦係数が非常に高いのです。

以下、M6用のABLD-30-6シリーズでの試験結果です。

当社のアルミフレームは表面にアクリルコーティングがあり(上表左側の欄)、
他メーカーのアルマイト仕様(上表右側の欄)に対して約2倍の摩擦係数を持っています。

耐食性の高い塗装品のブラケットであっても、他のアルマイト仕様のフレームにアルミ押出し品のブラケットを取り付けた場合と同等であり、生地品においてはその2倍以上の摩擦係数を確保しています。


上表のABLD-30-6-Nでは0.21、型番により差はありますが、最低でも0.15以上の摩擦係数となっております。


生地品では、塗装品に対して設計荷重を2倍程度大きく考えることが出来ます。


但し、腐食しやすい環境では注意が必要です。


詳しくは「豆知識 第14回 表面の摩擦係数に関して」をご参照ください。
https://alfaframe.com/mame/10091.html

 

 

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