【Q&A】No.8 アルミフレームの表面処理は、どのようになっていますか?

公開日時:2013/11/27

【Q】アルミフレームの表面処理は、どのようになっていますか? また、表面処理のないものが欲しいのですが、可能でしょうか?


 

アルミフレームの表面処理の方法も、いろいろあると聞きました。

NICでは、どのような表面処理をされているのでしょうか?

電気を通す可能性があるので、できれば何も処理をしていないアルミフレームが欲しいのですが、可能でしょうか?

 

 

【A】NICでは通常[アルマイト処理]+[アクリル樹脂コーティング]をしていますが、ご希望に合わせて対応もいたします。


 

ご質問ありがとうございます。

通常、構造用アルミフレームは、「アルマイト処理(アルミニウムの陽極酸化皮膜)」が施してあります。

 

この処理を行う目的は、アルミニウムの耐食性、耐摩耗性の向上および、装飾その他の機能の付加などが主です。

 

当社のアルファフレームは、この「アルマイト処理」の上に  【アクリル樹脂コーティング】を行っています。

これを「陽極酸化複合被膜」と言います。

 

表面処理 22

 

アルマイトのみの処理に比べ耐食性が向上するとともに、表面の摩擦係数が約2倍になっています。

つまり、アルミフレームに取付けた部品に横方向に荷重を掛けた場合、滑る荷重がアルマイトのみの場合に比較して、約2倍まで耐えるということです。

ただし、フレームの切断面にはアルマイト処理はしておりませんので、予めご了承ください。

 

また、ブラックフレームにつきましては、黒アルマイト処理を施しておりますが、光の反射を嫌う暗室等でご使用になる場合が多いため、アクリル樹脂コーティングは行なっておりません。

表面の導通が必要な場合や、別の表面処理を施す必要がある場合などで表面処理の無い部材(生地品)を要求される場合もございます。

特注として対応しておりますが、あるまとまった量(基本的に250kg程度)が必要となります。

詳しくはお問い合わせください。

 

 

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