【今月のまめ知識 第47回】アルファフレームに軸受を取り付ける方法
公開日時:2017/02/20
とある昼下がり・・
博士の机の上に色とりどりのパーツが並んでいるのを見つけたあるる。興味津々に、そ〜っと近づいてみる。
あるる「わ〜、かわいい〜。なんだろう、これ? 知恵の輪? パズルかな? そういえば博士、パズルゲーム好きだって言ってたなぁ〜。趣味の時間まで頭使うなんて、ホント、博士らしいや」
しかし、いろいろいじってみるも、一向につながらない。
あるる「つながらないなぁ〜。パズルじゃないのかなぁ〜。一体、何に使うんだろう・・・???」
博士「おやおや、あるる。私の机で何をしているのかの?」
あるる「あ、博士! これ、何ですか? パズルかと思っていろいろやってるんですが、全然つながらなくて
博士「(ニヤニヤ)」
あるる「せっかく博士を驚かそうと思ったのになぁ〜・・・」
博士「これはパズルではなく、軸受けじゃ」
あるる「じくう・・・? う、宇宙? 宇宙のパスルなんですか?」
博士「どこからそうなるんじゃ。ビックリするわ。違う違う、「じ・く・う・け」じゃ」
あるる「何ですか? それ?」
博士「なんじゃ、軸受、知らんか?」
あるる「聞いたことはある…かも? 何に使うんですか?」
博士「おお、良い質問じゃ。知りたいか。そうか、そうじゃろう。では、リクエストにお応してこれから説明してしんぜよう」
あるる「(軽く聞いただけなのになぁ・・・こうなったらもう誰にも止めれない)はい、よろしくお願いします!」
アルファフレームを利用してコンベアを製作する場合など、軸受を取り付ける簡単な方法があります。
それは、コンベアのアクセサリーとしてカタログに掲載している
ベアリングホルダー「CHBシリーズ」「CHNシリーズ」を利用する方法です。
CHBタイプは、フレーム側面から出っ張りますが剛性があり、
CHNタイプは、フレーム側面と同面になるものです。
ベアリングホルダー「CHBシリーズ」「CHNシリーズ」
CHB-60、CHN-60は、M6フレームの2列溝に適合し、
#6002の軸受がセットできます。
CHB-30、CHN-30は、M6フレームの1列溝に適合し、
#608の軸受がセットできます。
ともに軸中心に穴加工することで外側へ軸を通すこともできます。
また、AFS-1590-6などを側板としてコンベアを製作する場合には、
ナット溝の中央に貫通穴を開けてシャフトを通し、ヒシフランジユニットを取り付ける事が出来ます。
コンベア以外にも、このような方法で簡単に低コストで、回転軸を設けることが可能となります。
博士「どうだね、あるる。わかったかの?」
あるる「はい。パズルじゃないってことは、よ〜くわかりました。こんな小さな部品なのに、くっつけるといろんなことができるんですね〜。おもしろ〜い。」
博士「そうなんじゃ。このように融通がきくところがアルミフレームの素敵なところなんじゃよ」
(CHB-60を手に取って、じ〜っと凝視するあるる)
博士「どうした、あるる? 何をじっと見つめているんじゃ?」
あるる「博士ぇ、こうしてよーく見ていると、なんだか顔に見えてきました。この穴が目で、こっちが口で・・・」
博士「ほぅ。そういわれると、そうじゃな」
あるる「何なんだろう、この感覚・・・。はっ!そうだ!! 人形焼きだ!!!」
博士「??」
あるる「 顔と言えば人形焼きです! あれ、甘くて美味しいんですよね〜。ちょっと行って買って来ます! 博士の分もちゃんと買いますからねぇ〜・・・・」
と言いながら飛んで行ってしまったあるる。
博士「やれやれ、すでに軸受の話は忘れておるな・・・(はぁ〜)ま、これもあるるじゃ。よし、人形焼きを楽しみに待つとしよう」