おーっとテック物語 第47話 鳴海から清洲へ! 新生・愛知事業所までの軌跡
公開日時:2022/08/18
【前号までのお話】
名古屋市鳴海町に根を下ろした愛知事業所。7名のスターティングメンバーは、今まで以上にスピーディーかつ正確にお客様のニーズに応えるために走り出しました。
愛知事業所のミッションを 果たすためには、営業部隊の強化はもちろん、製造部門やバックヤードを守る人材が必要です。そこで地元愛知を中心に人材募集に注力していく中で、次第に「会社とともに成長していきたい」と、志を同じとする「NICのゆかいな仲間たち」が集結していきました。
7名があっという間に10名になり、14名、そして16名に・・・。世帯も大きくなりましたが、なにより「愛知事業所らしさ」が育っている手応えを感じていたチーム愛知。そしてあっというまに4年月日が流れ・・・。
時代は平成から令和へ
2015年4月、名古屋市鳴海町を拠点としてスタートした愛知事業所は、4年後の2019年10月、愛知県清須市へと移転し、新工場&事務所を建設。また新たな一歩を踏み出します。
当ブログでも、「愛知事業所レポート」と称して、完成ホヤホヤの愛知事業所に突撃し、詳しくレポートしています。この機会にご一読いただければ幸いです。
今回は移転の少し前、2018年に焦点を当てていきます。2018年といえば、平成最後の年(平成30年)。翌2019年の5月1日から、日本は「令和」の世となりました。自然災害や数々の不祥事に翻弄されつつも、平昌オリ・パラでのメダルラッシを始め、スポーツ、文化では輝かしい功績をあげる若者たちの姿に心が躍ったものでした。
時代は確実に前に進もうとしている・・・。そんな大きな胎動とうねりを誰もが感じ取った2018年、チーム愛知もまた、大きな変革の時期を迎えていました。
もう一歩、前に進むために
成長を続けるチーム愛知のがんばりとともに、新たなマーケットも広がり、FA装置の認知度も高まっていく中で、「装置メーカーとしてできること」が、年を重ねるごとに明確になっていきました。
そもそも愛知事業所は、東海エリアのお客様へ、アルファフレームシステムはもちろん、FA装置をよりスピーディーに、より確実に納入することをコア・ミッションに掲げていました。
チーム愛知に技術メンバーが増えた今、さらに1段階上のサービス&サポートをすることが、我々の使命なのではないか? 誰もがそう感じるようになってきました。
かねてから取り組んでいた洗浄機の開発にももっと磨きをかけ、お客様に「こういうものが欲しかった!」と、納得いただく装置をもっともっと作りたい・・・
ふと周りを見回せば、あんなに広いと感じていた工場&事務所も、16名の今の世帯にとっては少し窮屈です。
「よし、動ける今のうちから、次の拠点となるべき場所を探そう!」
そう決定してから、またもや驚くべきスピード感でチーム愛知のブレイン陣が動き出しました。何しろ、愛知・東海エリアで物件を探すのは至難の業であることは、東海エリアに居を構えてからこれまでの経験で、嫌というほど骨身に沁みています。ここにきて同じ轍は2度踏むわけにはいきません。
最初は賃貸物件を探しますが、めぼしいものにはなかなか巡り会えません。しかし、チーム愛知にとって「現状維持は衰退を意味する」ことは、前回でもお伝えした通りです。
これがものづくりの世界なら「ないならば、作ってしまえ!」なのですが、あいにく今回の相手は物件です。「物件がないならば・・・!!」と、改めて焦点を定めたのが「土地購入」という選択肢でした。
「まっさらな土地を購入し、イチから工場と事務所を建てる」という方向にシフトしていきます。
求めよ、されば与えられんというのは、キリストの言葉だったでしょうか。賃貸目線の時には出会えなかった物件情報もキャッチできるようになり、理想とも言える物件に巡り合うまでに、さほど時間は必用ありませんでした。
その場所は愛知県清須市。「清洲会議」が行われたことで一躍有名になった清洲城のお膝元でした。
こちらが2018年の2月8日に発表したプレスリリースです。
ここに書いてあるように、新生・愛知事業所はFA装置等の設計・製作及びアルファフレー ムシステムの出荷業務を担う重要な拠点としてスタートすることとなったのです!
動き出す清洲の地
改めて、新生・愛知事業所のデータをご紹介しましょう。
- 住所:愛知県清須市清州田中町167
- 土地面積: 3,465m²(1,048坪)
- 構造:鉄骨造/地上2階
- 延床面積:1,630m²(493坪)
あるご縁で巡り会えた清洲の地。ここからはもちまえの直感と行動力であれよあれよというまにさまざまな手続きを済ませ、3月12日には地鎮祭、4月初旬には着工と、驚くべきスピードで前に進んでいきます。
ではここで、本邦初公開。愛知事業所誕生前の清洲の姿をご覧にいれましょう。まずは地鎮祭の様子です。
いよいよ着工!
続いては着工から完成までの様子を、フォトライブラリー的にご覧にいれましょう。
地鎮祭が行われてから6日後の3月18日に、愛知事業所の工事が始まりました。
では、「愛知事業所ができるまで」の様子をお楽しみください。
完成予定は2019年の9月下旬。10月からは本格稼働を目指すチーム愛知ですが、その年は春には機械要素展(M-Tech)が、秋にはロボデックス、メカトロテックジャパン(MECT)と、大きな展示会が3つも控えています。
そんな中の大規模移転。どうなる?チーム愛知?!
この続きはまた次回。どうぞお楽しみに。