「可動式パーテーション」 の意外なシ・カ・ケ
公開日時:2014/02/25
はい。今月も始まりますよ。「こんなところにアルミフレーム」のコーナー!
今月は、開発棟(通称I棟)にお邪魔しました!
このI棟にも、工夫をこらしたアルミフレームたちが隠れているのですが、
今回、私たちが「発見!」した、1階奥の打合せスペースにある
「可動式パーテーション」を紹介いたします。
実はこのパーテーション、非常に優れものながら、
言われないと社員でもなかなか気づかない、隠れた逸材だったのです!!!
それでは「I棟」1階打合せスペースに潜入してみましょう♪
久々の「I棟」なので、まずは玄関でパチリと1枚。
覚えていらっしゃいますか?
ドアのフレームが、アルファベットの「Iの字」になっているんです。
アルファベットの『I』をレイアウトした開発棟のドア
さっそくドアを開いて、1階奥の打合せスペースへお進みください。
じゃんじゃじゃ~ん♪
これが「可動式パーテーション」です!
7枚の板が重なって、天井からぶら下がっています!
はい?? これがパーテーション??
という声が聞こえてきそうですが…。
何を隠そう、私も初めてみたときは驚きました。
こんな姿のパーテーション、他ではお目にかかれませんよね。
そして、その「しかけ」を知って、さらにビックリ Σ(@ω@;)!
この7枚の板が、どうやってパーテーションになるのか??
なぜ7枚もの板が、こんなにスッキリと重なっているのか??
これから詳しく解説していきましょう。
まずは天井をご覧ください
天上に埋め込まれたアルミフレームをよーくご覧ください。
単なるフレームではなく、「レール」になっているのが、お分かりになるでしょうか?
近くで見ると、それぞれの板も均等に重なっていて、キレイですねー。
レールフレームから間仕切り板を吊るしています。
え? わかりにくい?
では、レールフレームの吊り下げ部を、もう少し拡大してみましょう。
2本のレールフレームのそれぞれの溝に、仕切り板が吊り下げられています。
板を吊り下げる2本のフレームが、レールフレームの溝に
段違いで接続されているのがおわかりいただけますか?
ここがミソ!なんです。
レールフレームと板の接合には、トロリーを使用して動かしているのですが、
1本のレールフレームに板を取り付けるだけでは、板が横に並ぶだけですよね。
それでは収納する事が出来ず、可動式の意味がありません。
そこで、レールフレームを2本利用して、段違いに接続することで
蛇腹式のコンパクト収納を可能にしているのです!
また、単純に2本のフレームで吊るすのではなく、板の重量や可動時のバランスを考え
吊り下げるフレームも構成されています。
安定感もあって、デザインもシャープでカッコいい!
美しいフォルムですよねー(今月号も自画自賛♪)
安定感抜群の「日の字」型構成
実は!この可動式パーテーションの「最大のポイント」は
設計段階からアルミフレームを天井に埋め込んでいた事なんです!
どんな感じでアルミフレームが埋め込まれているかと言いますと…
こんな感じです。
シ・カ・ケ★種明かし!
当時はまだ社員も少なくて、パーテーションは必要なかったのですが、
「いつか社員が増えたときに、必ず必要になる!」という信念のもと
設計段階から天井にアルミフレームを埋め込み、そこに「レールフレーム」を取り付けて
可動式のパーテーションを作ったんですね。
先輩たちの先見の明の素晴らしさ…
こんなところにも、NICのものづくり魂が生きているんですね!
こんな話、古株の社員さんでも、あんまり知らないんじゃないかしら…。
知ってしまった今(感動しました!)、しっかり伝えて行きたいと思っています(キラっ!)
可動式パーテーションはAFRS-3060「レールフレーム」の成せる技!
さて、天井に埋め込まれたアルミフレームに取り付けられたのは
総合カタログの330ページに掲載されている「レールフレーム」で、
型番は「AFRS-3060」と申します。
これがなかなかの優れもの!
そもそも構造用アルミフレームとして販売してるので、
カタログ上では工場で使用されるイメージ図を掲載しておりますが、
I棟のように、オフィスの中でも大活躍!
では、実際の使用例をご覧ください!
と、ちょっとお仕事モードになってしましましたが、
では、改めまして、実際にどんな感じになるのか、ご覧いただきましょう。
通常は大人数でも打合せも出来るように、間仕切りせずに開放しています。
パーテーション全開時
そして、仕切りが必要になった時は、ガラガラ〜とパーテーションを動かすと…
はい。2つの打合せスペースの出来上がり〜\(^o^)/
打合せが重なった時は、この様にさっと仕切って使っています。
便利ですよー。
2つの打合せスペースの完成
この様に、立山工場内には「あんなところにも、こんなところにも…」天井や壁にアルミフレームが埋め込まれています。
このたび完成したばかりのC棟事務所の天井と壁に埋め込まれたフレームには
今はまだ時計とカレンダーがぶら下がっているだけですが…(笑)
これからどんな使い方をするのか、引き続き調査を続けたいと思います。
以上。
今月の「こんなところにアルミフレーム」でした!
次号もお楽しみに♪