突撃レポート第27弾!!「ロボットテクノロジージャパン2024」多種多様なロボット架台がいっぱい♪
公開日時:2024/07/31
今月の「こんなところにアルミフレーム」は、7/4(木)~7/6(土)Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で開催された「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN 2024」を突撃取材!!
ロボットテクノロジージャパンは、西暦の奇数年に東京で開かれる国際ロボット展(iREX)に次ぐ国内2番目の規模で、今回の出展社は約250社。
ロボットメーカーだけでなく、ロボットハンドやセンサーなどの周辺機器、無人搬送車(AGV)、計測システムなど、自動化に関わる幅広い分野の企業が出展していました。
嬉しいことに、NICのロボット架台やアルミフレームも、至る所で大活躍!!!
この景色、ス、スゴイ、すごすぎる\(^o^)/キャー♪
そんな興奮を抑えつつ、驚きと感動、感謝と敬意をもって各ブースを訪れ、取材させていただきました。
その数なんと「9ブース!」
当コーナー最多記録となった今回の突撃取材。
心を込めてご紹介させていただきますので、どうぞ最後までごゆるりとご覧ください♪
igus(イグス)様のブースのご紹介♪
まずはNICブースにいちばん近く、東京ロボデックスでもお世話になったイグス様ブースを突撃取材!
もちろん、イグス様一押しロボットの『igus ReBeL6DOF専用架台』もしっかりと展示されていました。
『igus ReBeL6DOF 専用架台』は、ReBeLロボットのカラーに合わせて黒とオレンジで塗装し、
デザイン性に優れた架台を製作しました。
今回展示されている架台のこだわりポイントは、なんといってもパネルに印刷したオリジナルロゴ!
隅々まで意匠性にこだわって製作しました。
ブース内では、3台の架台を連結し、その上にロボットの作業領域が4倍に拡がる
リニアアクチュエータ『ロボット走行軸/7th axis』にURロボットを搭載し、
その性能をご紹介されていました。
NICの架台は、スタイリッシュなフォルムでありながら、3台連結してもピタッ!と収まり、ロボットの性能を落とすことなく、しっかりと支えておりました。
おっと、そのお隣にも、後ろにも、NICのロボット架台が!!
10mm単位でオーダー可能な『ルームガントリー』は、無潤滑リニアユニットで構成されるガントリーシステムで、ピック&プレイスやソーティング、スタッキング等に最適♪
また、高速なピック&プレース用途向けに開発された『2軸デルタロボット』の素早い動きにも、
抜群の安定感で、しっかり支えてくれていました!!
SMC様のブースをご紹介♪
次に「突撃!」したのは、SMC様のブースです。
SMC株式会社は、ロボットをはじめ工場の生産ラインにおける自動化を行う自動制御機器のトップメーカーで、様々な産業界のオートメーション化を高い技術力で支えています。
ブース内では、小型ロボットによる『食品箱詰め自動化装置』がドーン!と展示されていました。
こちらは、SMC様とエプソン販売様、システムインテグレーターのフレアオリジナル様とNICが共同開発したロボットシステムです♪
これまで工場のレーンで人が行なっていた箱詰め作業を、このロボットシステムが代わりにやってくれるんですね。
でも、それだけじゃないんです! このシステムは、24時間いつでも遠隔でシステムによるエラー対応が可能なオプション機能もあり、消耗品の補充時期も教えてくれる優れもの♪
そして、人の作業スペースと同等の省スペースで設置でき、軽量で移動も簡単♪ 人とロボットの協働作業はもちろん、人の代わりとして自動化・省力化に貢献するパッケージシステムなのです。
サンワテクノス様のブースをご紹介♪
続きまして、サンワテクノス様のブースに突撃!
サンワテクノス株式会社様は、産業用エレクトロニクス・メカトロニクス関連の装置・機器・部品をグロ-バル展開する独立系技術商社です。
2023年10月30日に、株式会社エムテックと業務提携契約を締結し、仮想空間を活用したデジタルマニュファクチャリングを実現するロボットソリューションパッケージ『3D Connect シリーズ』の第1弾として、『AR^2 System』を発売されています。
『AR^2 System』とは、ARマーカーを利用したロボットソリューションパッケージで、ロボットに搭載したカメラが対象物の位置基準となるARマーカーを読み取り、相対位置の補正と動作条件を判断選択して動作を指示するシステムです。
ブース内では、この『AR^2 System』をメインにご紹介されており、サンワテクノス様の技術を、NICのロボット架台がしっかりと支えておりました!!
タマディック様のブースをご紹介♪
さぁ、まだまだ行きますよ〜〜。
4番目に「突撃!」したのは、タマディック様のブースです。
株式会社タマディック様は、自動車、航空・宇宙、FA・ロボティクス、エレクトロニクス分野における総合エンジニアリング企業です。
今回の展示会では、“ロボットSI+α”をテーマに、タマディック様が創業当時より培ってきた強み(+α)でもある「生産技術力」「設備設計力」と、「ロボットSI」を組み合わせたソリューションをご紹介されていました。
ブース内では、生産現場での部品供給、組立、検査の工程をAMRでつないだフレキシブルでスマートな生産ラインの構築を提案されておりました。
NICの架台たちは、実機を用いたデモ展示でしっかりと活躍中(^-^)v 白とシルバーのデザインがとっても印象的です。
実機を使っているので、 具体的にイメージがしやすいですね。
日本法人DOBOT JAPAN様のブースをご紹介♪
さてさてお次は、DOBOT JAPAN様のブースへGO!
中国のロボットメーカーDobot Robotics(ドゥーボットロボティクス)の日本法人DOBOT JAPANでは、マルチハンド(吸着+ドライバー)を搭載した協働ロボットを使用し、『組み立てから検品』のデモを展示されていました。
詳しいブース展示内容はこちらをご覧ください♪
https://techlabo.ryosan.co.jp/event/Item/CK000394_roboTech_report.pdf
DOBOTといえば、以前東京・名古屋ロボデックスのNICブースにてご紹介したCR3/CR5専用架台がありますが、その際にご協力いただいたDOBOTの日本販売店である株式会社リョーサン様が共同出展されていたので、遠慮なく突撃!!させていただきました。
今回は、作業台付きのロボット架台を製作されDOBOTを展示されていました。
NICのDOBOT専用架台は、省スペースで活用できるスリムタイプですが、今回はロボット架台に作業テーブルや搬送テーブルを取り付けた実用的な架台で展示されていました。
角度切断したアルファフレームが、作業テーブルをしっかり支えていましたよ〜〜(^^)v
日東工器様のブースをご紹介♪
続きましては、日東工器様のブースへ突撃!!
「産業界の省力・省人化」をテーマにした独自製品で「モノづくり」を支えている日東工器株式会社様は、ユーザーニーズに先行するオリジナリティに富んだ技術を開発。国内で圧倒的なシェアを持つカプラをはじめ、機械工具、リニア駆動ポンプ、ドアクローザーなど、産業界では欠かせない多くの製品を世の中に送り出しています。
その数ある製品の中でも、YASKAWA Plug & Play Kitに対応する「デルボ」DLV45Cは、最大30台のトルク設定と締め付け条件を1台のドライバに集約でき、安川電機社の協働ロボット・産業用ロボットとの親和性が向上し、容易にねじ締め設定やティーチングを行うことが可能!!
ブース内では、このブラシレスデルボ®️ Cシリーズ(電流制御タイプ)DLV45Cやフローティングユニット、真空ポンプなどの自社システムと、YASKAWAロボットで構成した「ねじ締め」デモ機が展示されており、こちらでもNICのロボット架台が活躍しておりました!!
大喜産業様のブースをご紹介♪
はい。続いて突撃!!したのは、大喜産業様のブースです。
大喜産業株式会社様は、伝動機器・省力化機器・油空圧機器・制御機器・物流搬送機器・環境機器の専門商社。
AMRのリーディングカンパニー『MiR』と、革新的な協働ロボットのツールメーカーである『OnRobot』において、特に実績や信頼性が高い代理店にのみ与えられる「プリファードパートナー」に認定された国内正規代理店なのです。
ブース内では、OnRobotの協働アプリケーションの構築・実行・監視・再展開を行う業界初の自動化プラットフォーム【D:PLOY】と、協働ロボットを搭載した高荷重リフト【Lift100】により、導入時間を従来比90%削減する、大喜産業オリジナル協働型パレタイジングシステム『PallBot』が展示されていました。間近で見ると大迫力!!
可搬重量20kgの協働ロボットが、0~900mmで昇降し、高さのあるパレタイジングが可能なこのパレタイジングシステム『PallBot』の土台となっているステーション部分に、NICのアルファフレームが採用されパッケージ化されました!!
製品の詳しい情報は、こちらをご覧ください♪
▼協働型パレタイジングシステム『PallBot』
https://premium.ipros.jp/daiki-sangyo/product/detail/2001228494/?hub=148+5405573
中央工機様のブースをご紹介♪
中央工機株式会社様は、FA支援・機械工具の専門商社。
自動車、航空機、工作機械、電気機器などの日本の経済を支えるモノづくりに対し、多種多様な機械工具の供給、日進月歩で進化するFactory Automationの技術の中から、本質的なソリューションを提供されている企業です。
ブース内では、次世代アーキテクチャが搭載されたユニバーサルロボットの新製品、UR20(高速・多用途)とUR30(コンパクト・重量物搬送)による"1年後"を見据えた最先端ソリューションが展示されていました!!
ユニバーサルロボットの最新機種「UR20」は、従来のモデルの可搬重量を超える20Kgの可搬重量と長いリーチが特徴で、より多様な作業に対応することができます。
スピーディに導入いただけるようにと、土台の部分にはアルファフレームを採用し、製作されています。
うれしいことに、UR20専用架台としてパッケージ化されるとのこと!\(^o^)/! ありがとうございます!
その他にも、AIを使って物体認識を行い、ロボットを制御するビジョンシステムや、磁気テープ不要でフレキシブル性に優れたSLAM方式を特徴とする搬送ロボットによるデモもあり、ブース内は見どころ満載。
ロボット架台だけでなく、搬送される作業台にも、たくさんのアルファフレームが使われていました!!
東京精密様のブースをご紹介♪
そして、東京精密様のブースにも突撃!
株式会社東京精密様は、半導体製造装置と精密測定機器の二つの分野で、国内・世界トップクラスのシェアを獲得している装置メーカーです。
今回の展示コンセプトは「Experience the ACCRETECH Value.」。
初めての自動化対応、ロボット導入を検討されている方々に向けて、測定機とロボットを組み合わせた自動化・省力化ソリューションや、測定機の稼働管理システムを展示し、生産(測定)現場のお困りごと解決、省力・省人化、測定システムの自動化を提案されていました。
その自動化・省力化ソリューションの一部として、NICのロボット架台が使われていました!!
こちらは、コンパクトなボディにZEISSテクノロジを凝縮したスキャニングタイプの三次元座標測定器『DuraMax』 と、協働ロボットを組み合わせた自動化・省力化ソリューションです♪
その他、高速・精密度測定が可能な光学式シャフト形状測定器『Shaftcom Cシリーズ』と、東京精密様の自動化・省力化計測ソリューションが融合したこちらの展示機にも、NICのロボット架台が使われていました!!
このようにロボットと各社独自の技術を組み合わせてることで、人手不足を解消することはもちろん、生産性が向上し、あらゆるコストが削減出来るとあらば、初めて自動化対応、ロボット導入を検討されるお客様の敷居がぐ~んと下がりますね!!
精密なロボット動作と様々な技術を、NICの架台、アルファフレームがしっかりと支え、多くの企業様にソリューションパッケージとして使っていただけることに感謝すると共に、ロボット架台の開発当時を思い出し、我が子が立派に巣立ったようで胸が熱くなりました。
今回ご紹介させていただいた様々なロボット架台が、自動化・省力化をご検討されているお客様の参考になれば幸いです♪
会場内にはまだまだたくさんのNICロボット架台が展示されていましたが、時間がなく取材できなかったので、次の展示会で取材させていただきご紹介したいと思います。
最後になりますが、展示会会期中のお忙しい中、突然の取材にご対応いただきました
igus(イグス)様
SMC株式会社様
サンワテクノス株式会社様
株式会社タマディック様
株式会社リョーサン様
日東工器株式会社様
大喜産業株式会社様
中央工機株式会社様
株式会社東京精密様
に、改めてお礼申し上げます。
誠にありがとうございました<m(__)m>
NICもモノづくりの未来を担う技術集団として、お客様の技術を最大限に引き出せる
安心で安全な製品開発に取り組んで参りますので、今後ともよろしくお願い致します。
以上、今月のこんなところにアルミフレームでした\(^o^)/