アルファ博士の気ままにトーク♪ 第4話 愛知県のオーケストラ!
公開日時:2023/06/28
う、うぉほん。
お久しぶりの「アルファ博士」です。
あまりに気まま過ぎて、前回から1年も経ってしまいました・・・(;´д`)トホホ
人生いろいろ、本当に色んな事がありますが、コロナも5類に移行したことですし
また気ままに旅に出て、見たこと感じたことを語りたいと思います。
今回は、先日鑑賞してきた愛知県にある素晴らしいオーケストラをご紹介いたします(^^)v
小雨の降る土曜日の昼下がり・・・
先月、5月13日の土曜日。
名古屋市の三井住友海上しらかわホールにて、『セントラル愛知交響楽団』の定期演奏会を聴いてきました。
小雨のちらつく土曜日の昼下がりのコンサートでしたが、約700席が埋め尽くされるほど満席状態でした。
セントラル愛知交響楽団は、1983年に発足し、今年で創立40周年を迎えるプロのオーケストラ。
ベートーベンの「運命」(ジャジャジャジャーン!)などで知られるクラシック音楽を演奏しています。
この日の演奏曲目は、ブラームスの交響曲第1番などで、さまざまな感情が表現された曲たちが奏でられました。
このオーケストラの素晴らしいところは、
演奏者一人一人の気持ちが、織物の糸のように綾目をなして響くところです!!
1本1本の気持ちの糸を紡いで織物にしているのが、常任指揮者の角田(つのだ)さん。
数々の賞を受賞され、いま日本で最も期待されている若手指揮者です。
角田さんの指揮は、演奏者1人1人が奏でる思いを糸にして、大きな織物を織りあげているように感じました。
もう一つ素晴らしいのは、日本を代表するバイオリニストとして世界中で演奏活動をされているソロコンサートマスターの島田真千子さんの演奏です!!
いつもはオーケストラ全体をまとめて引っ張る役割なのですが、今回の演奏会では協奏曲の独奏者として演奏されていました。
島田真千子さんの表現豊かな音色がオーケストラ全体を色付け、さざ波のように模様を作りながら広がっていくように感じました。
これらの糸が織りなす色鮮やかな織物のような演奏に心を揺り動かされ、今でも目を閉じると、まだその世界観が脳裏に浮かびあがります。
理想の音響空間=「靴箱」
そして、この心に響く音色を作り上げているのは、オーケストラのテクニックはもちろん、「三井住友海上しらかわホール」の計算しつくされた構造にもありました。
ここは名古屋市中区にある住友海上創業100年記念として1994年に建設されたクラシック音楽専用のホール。幅と高さがほぼ1対1のシューボックス・スタイルに加え、反響音・音の拡散などの緻密な音響設計により、理想的な響きが実現されています。
シューボックスという名前は、間口が狭く、天井の高い長方形の形状が、まるで「靴箱」思わせることから、そう呼ばれているそうです(へぇ〜)。
大きさとしてはちょうどよい中ぐらいのサイズで、お客さんと演奏者との距離も近く、音楽が降り注ぐように響きます。
「ホールに足を踏み入れると、まるで包み込まれるような感覚が味わえる」と世界中から高く評価されていることが、よーく理解できました。
しかし残念なことに、2024年の2月末に閉館が決まっているそうです・・・。
このホールをホームグラウンドとして、地元の多くのファン、そして支援する自治体や企業と共に歩んでこられた『セントラル愛知交響楽団』。皆さんの胸の内を思うと、上手い言葉が見つかりませんが、この素晴らしきホールとの残された時間を、思いっきり楽しんで欲しいと思います。
『セントラル愛知交響楽団』の今後の活躍を応援しつつ、これからも定期演奏会の他、さまざまな趣向を凝らした演奏会が毎月予定されているので、楽しみにしています。
いや~、本当に優雅で実に気持ちの良い休日でした。
今回は、愛知県にある素晴らしいオーケストラ『セントラル愛知交響楽団』をご紹介しました。
気になる方は楽団のHPをチェックしてみてください。
以上