久々の登場!『千葉工業大学ロボコンチーム』のアルミでロボット♪

公開日時:2022/07/27

早いもので7月も終盤となりました。学生さんたちは夏休みを謳歌している時期だと思いますので、まさに「夏休みらしい」話題をお届けしたいと思います。

 

突然ですが、覚えていらっしゃるでしょうか? NICが千葉工業大学の学生ロボコンチームを応援していたことを。

 

「ん?そんなことあったっけ・・・?」と思った方は、まずはこちらの記事からどうぞ♪

 

▼千葉工業大学の学生ロボコンチームを応援するアルミフレーム !(2020/09/30)

https://alfaframe.com/use/20630.html

 

 

改めまして「ロボコン」とは、昔懐かしい昭和のおちゃめ系ヒーローもの・・・のことではもちろんなく、日本全国の大学・高校・専門学校生が参加するロボットコンテスト、「NHK大学ロボコン」のことです。

 

長引くコロナ禍にも負けずに、「NHK大学ロボコン2022」の日本大会が今年の6月に開催され(世界大会は8月開催)、千葉工大の精密ロボット工学研究会の皆さんもエントリー。昨年はコロナの影響のため参加を見合わせたそうで、前回NICがフレームを提供した2020年以来、2年ぶりのロボコンチャレンジとなりました。

 

もちろん今年も応援しましたよ〜。なんといっても、未来の技術を担う若き才能の柔軟な発想を支え、実現のための手助けをするのも、我々ものづくり業界に身をおく先達としての勤めですから!、ね♪ 

崩して積んで、落っことせ!!

NHK大学ロボコン2022の課題は『崩して積んで、落っことせ!』。インドではお馴染みのゲーム「LAGORI(ラゴリ)」という屋外ゲームをモチーフに作られました。

 

ルールブックによると、このラゴリ、なんと約 5000 年前に書かれたインドの経典にも出てくるそうで(驚!)、本当にインドの人々に長〜く愛されてきた競技なんですねぇ。

 

競技としては、「シーカー」と「ヒッター」と呼ばれる2 つのチームに分かれて行います。

 

シーカーがボールを投げて「ラゴリ」と呼ばれる石の塔を崩すところからゲームスタート! シーカーが再び石を積み上げる間に、ヒッターはボールを相手チームに当てて、積み上げを妨害します。

 

なるほど〜〜。テクニックはもちろんのこと、チームワークがモノをいう競技になりそうですね。これは白熱しそうですね!

ラゴリ競技フィールド(NHK学生ロボコン2022ルールブックより)

今年の千葉工大チームは?

ロボコンは昨年(2021年)の11月から募集が始まり、6月12日の日本大会本番出場目指して、各チームがしのぎを削ります。

 

大会出場までの壁は高く厚く、第一次ビデオ審査、第二次ビデオ審査を通過して、やっと本大会への出場権を手に入れることができます。

そして、日本大会優勝チームは、なんと「ABUロボコン2022ニューデリー大会」に日本代表として出場することができるのです!

 

我らが千葉工大・ロボコンメンバーたちも、先輩後輩一体となって渾身の力をぶつけ、2022年の3月に、見事、一次ビデオ審査通過!\(^o^)/!ヤッター!

 

 続いて、若き先鋭メンバーを中心に、第二次ビデオ審査に臨むも、ここであえなく落選の結果が出たのが、今年の5月。うーむ、残念・・・

 

でも、オリンピック同様、ロボコンは参加することに意義がある!この経験は何モノにも変えられぬ、素晴らしい宝になったことは、間違いありません!!

 

千葉工大ロボコンメンバー総勢21名の、汗と涙と努力を讃え、彼らのチャレンジの軌跡を、ここに描きたいと思います。

 

 

“destroyer”と“builder”

こちが今回の競技、ラゴリを戦い抜いた2台のロボット。左側がなんでも倒しまくる、壊し屋“destroyer”こと「R1」で、右側が器用にラゴリを積み上げる積み屋“builder”こと「R2」です。

 

ご覧のとおり、2台とも基盤となるフレーム部分に、我らがアルファフレームが採用されています。

左がR1:destroyer、右がR2:builderです

R1の内部に使用したのは・・・?!

R1こと「デストロイヤー」のキモは、抱え込んだボールを勢いよく、しかも狙った角度、場所に送り出すこと。そのためには、軽やかに動けて、しかもブレない構造にすることが重要です。

 

アルファフレームの持ち味をしっかり理解して、作ってくれているところがうれしいじゃないですか。

 

そして、なにより驚いたのが、射出機構に「そろばん」を使っていること! 

なんという柔軟な発想!! そして日本の良さをさりげなくアピールするこの遊び心には、頭が下がりました。 ステキ♪

 

そろばん、大活躍!

横から見ると、こんな姿

取り付けには苦労の様子が

R2はエアスライドテーブル採用

積み上げ役のR2:「ビルダー」は、ラルゴを持つ手には圧縮空気により駆動するエアスライドテーブルを採用しました。

 

当初の予定では昇降機構にもアルファフレームを用いる予定でしたが、設計変更が必要となり、今回は実装には至りませんでした。

でも、その試行錯誤こそが、技術の向上、明日への力になることは、よーくよーくわかってます。全然問題ないんで、気にしないでくださいねぇ〜。

 

とはいえ、ロボコンメンバーから頂いた今回の報告メールの中で、使用できなかった旨をしっかり説明し、お詫びの言葉とともに、「使用できなかったものに関しては今後の開発に使用する予定です!」という、前向きなお言葉まで頂戴しました。

 

なんてしっかりしているのでしょう〜〜〜(感涙)

もっと応援したくなっちゃうではないですか〜〜〜!

 

メルマガ編集部全員、思わず感動してしまいました。

  

ビルダー試運転中

アーム部拡大

「こんなところにアルミフレーム」な一枚♪

では最後に、製作中の勇士たちの姿をば、ご覧ください♪

真剣な表情、想いを実現するための熱いハートが伝わってきます。

みんな、よくがんばったねぇ〜\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

ありがとう〜〜〜〜\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

 

これからの皆さんのご活躍を、本当に、本当に、心の底から祈っています。

 

以上、今月の「こんなところにアルミフレーム」でした\(^o^)/

 

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