突撃レポート第22弾!!ダイドー名古屋ロボット館のNew Face『KUKA専用架台』♪
公開日時:2021/07/28
今月のこんなところにアルミフレームは、名古屋市に本社を構えるダイドー株式会社様が
2016年に開館された『名古屋ロボット館』に突撃取材!!
突撃したのは、愛知事業所の「ものづくりの仕掛け人」である『ワーイ』です♪
コロナ禍でなかなか富山を離れることが出来ないメルマガ編集部に代わり、全力でレポートしてくれました!!
今回お話しを伺ったのは、ダイドー株式会社 ロボット事業部の守山様。
守山様はワーイが愛知に転勤してきたばかりで、右も左も分からない2013年から、色々とリードしてくれた大恩人!! そして今では何でも意見しあえる戦友のような間柄になりました♪
そんなワーイと守山様の信頼関係から生まれた名古屋ロボット館のNew Face『KUKA専用架台』を、昔懐かしエピソードを交えながらご紹介いたしま〜す\(^o^)/
ダイドー株式会社『ロボット館』♪
ダイドー株式会社様は、日々進化するロボットにいち早く着目し、ロボットシステムの構想提案から最適システム導入まで『ロボティクスソリューション』を実現すべく、3つのロボット館を開館されました。
2016年に名古屋ロボット館を、
2018年に東京ロボット館を、
そして、2019年にオープンしたのが福岡ロボット館です。
さすが「ロボット館」と命名しただけあって、様々なアプリケーションを実装したロボットが100台も設置されおり、「観て・体感して・学べる」いただく事ができる施設となっています。
また、技術・機能を十分発揮できるよう定期的な技術セミナーの開催や、ロボット実機を使用した事前検証、知能化に代表されるセンシング技術等の操作教育など、ロボット単体からロボットシステムまでの構想から導入までの一貫したサポート体制でお客様を支援されています。
そして今回、新たなロボットとして名古屋ロボット館に設置されたのが、『KUKA LBR iiwa』です!!
『KUKA LBR iiwa』の魅力を最大限発揮できる架台を作ろう!
KUKA(クーカ)はドイツ・アウクスブルクに本社を置く産業用ロボットメーカーで、世界四強メーカーの一つと言われています。
あらゆる要求に対応する幅広いラインアップの産業用ロボットを提供されており、中でも今注目を浴びているのが、センシティブロボットと呼ばれる7軸協働ロボット「KUKA LBR iiwa」です。
ちなみに、「LBR」 はドイツ語で「軽量構造ロボット」を意味する(Leichtbauroboter)の略、iiwa は英語で「知的能力を持った産業用作業アシスタント」(intelligent industrial work assistant) の頭文字をとったものです。要するに、軽くてとっても頭が良くて、私たちの良き相棒になってくれるロボットなんですね。
このロボットを取り扱う日本法人『KUKA Japan』(横浜市保土ヶ谷区)の大田社長様から、名古屋ロボット館に設置して欲しいとのご依頼を受けた守山様。まずは、この「KUKA LBR iiwa」の特性を知るべく、ロボットの性能や機能の説明を受けられました。
「KUKA LBR iiwa」の最大の特長は、他の協働ロボットでは難しいとされている力覚制御による繊細な動作が可能であること。
なぜなら、「KUKA LBR iiwa」以外の協働ロボットより一軸多い「7軸」構造。しかも7軸すべてに高感度のトルクセンサを有しているので、迅速かつ優しく、的確に対象物を捉え、さらには高い学習能力も持つという、知れば知るほど素晴らしいロボットであることがわかりました。
さて、展示するためには「KUKA LBR iiwa」を載せる「ロボット架台」が必要です。
この超がつくほどの高性能を遺憾なく発揮させ、尚且つデザイン性も考慮した架台を設計製作ができるのは・・・?・・・
と考えた守山様の脳裏に真っ先に浮かんだのが、NICなのでした\(^o^)/
ロボット架台でしたらお任せあれ!!
これまでの実績とFA装置製作で培った技術力で、架台本体だけではなく、メカや電機関係も全部まるっとお任せください♪
ということで、「KUKA LBR iiwa」専用架台の製作が始まりました。
架台の剛性とデザイン性以外のご要望は、
・出来るだけ小さい架台で
・架台内部を見せたい
の2点。
いずれもなかなかの難度ではありましたが、超えるべきハードルは高い方が燃えるのがNICのものづくり魂。
ということで、完成した『KUKA LBR iiwa専用架台』がこちらです(*^_^*)
じゃ〜〜ん!!
『KUKA LBR iiwa』の魅力をとくとご覧あれ♪
そして、もうひとつのリクエストの「出来るだけ小さくする」にしっかりとお応えするだけでなく、さらにその先を行くのがNICのものづくり。
当初の予定では1000mm角のサイズでしたが、少しでも小さく、800mm×1000mmまでコンパクト化に成功しました。(^^)v
もちろん、しっかりと剛性計算を行い、検証もしているので架台の剛性は問題なし!!
架台とロボットをドッキングし、『KUKA LBR iiwa』の最大の魅力である、高精度なトルクセンサからなる力覚制御による繊細な動作の見せ所です♪
では、実際の作業風景を動画でお届けいたしましょう!
動画では、IAIの1軸ユニットを「下から押し上げる」動作を行っています。
「KUKA LBR iiwa」以外のロボットが同じ動作を行うと、負荷を検知して異常停止してしまうのですが、KUKAは負荷に合わせ追従できる機能を持ち合わせているので、他の余計なセンサーを付けずに、ロボット自身の能力だけで完璧にこなすところをご覧いただけます♪
この動作をさせるため、3つの治具の配置を調整することが一番大変でしたが、
アルミフレームの溝のおかげで、たった2〜3回の位置調整で終わったとのこと。
でしょ〜!! 便利でしょ〜〜!! 凄いでしょ〜〜〜♪
これこそがアルミフレームの特徴の一つです!!(←出たーー!恒例の自画自賛モード)
ワーイのさらなる野望
今回の架台の評価について守山様にお聞きしたところ、
「メカも電機もやってもらえ、デザイン性も非常に良いということでNICにお願いしました。
架台内部が見えるようにという要望にも、配線の始末や細かい部分で丁寧な仕事をしてもらい、思った以上の物に仕上がりました!」
と大絶賛\(^o^)/
さらに、
「NICのアルミフレームの剛性力が他社に比べて高いということを知っていたので
架台の剛性についても問題ないし、実績豊富な設計者とのやり取りもスムーズでした。
構想通りにものづくりしてもらえたので、本当にありがたかったです♪」
という、めちゃめちゃ嬉しいお言葉を頂戴しました。
ありがとうございます!!
この様なイメージを持ってもらえることが何よりも嬉しく、まさにNICがロボット架台を製作・販売していく上で、
こうありたいと思っていたので、とっても光栄です。
こちらこそ、このような機会を与えて頂き、また守山様との出逢いにに改めて感謝致します<m(__)m>
これまでメディア系には一切お出にならなかった守山様ですが、
「あけもっさん(←ワーイのことです)に頼まれたならしょうがないか~」
ということで、
素敵なショットをパチリ♪♪
同じ志を持つ男同士の友情・・・ なんだかじ〜んと来てしまいました(胸熱)。
そしてロボット架台の未来をイメージしながら
これからもお互い持てる技術知識を武器に、たくさんのお客様をリードしていきましょう!!
と熱く語ったワーイなのでした(*^-^*)
ぜひ、その熱い野望を実現してください! 富山からも熱いエールを送ります!\(^o^)/!
最後になりましたが、長引くコロナ禍にもかかわらず、快く取材を受け入れてくださった守山様、本当にありがとうございました! 心からの感謝申し上げるとともに、ますますのご活躍をお祈りしております。
ありがとうございました!!!
以上、今月のこんなところにアルミフレームでした\(^o^)/