突撃レポート第21弾!!『9面仕様モニタラック』でスッキリ収納♪全力BBT!!

公開日時:2021/05/26

今月のこんなところにアルミフレームは、久々の突撃レポート!!

テレビは8チャン!全力BBT!!でお馴染みの富山テレビ放送株式会社

マスター室に新設されたモニタラックを突撃取材!!

 

モニタラックの構想から設置・運用をされている、技術局 技術部の壁様と藤野様にお話しを伺いました。

 

今回の突撃取材で生まれて初めて「テレビの裏側」を拝見し、私たちが普段「当たり前」に見ていたモノは、まったく「当たり前じゃなかった!」ことを身を以て教えられました。

 

さらに、今回はなんと! 

取材中に突如、アラーム音が鳴り響くという世紀の瞬間に遭遇! しかも2回も!!

 

いやー、ビックリした・・・なんてもんじゃないくらい驚きました。こうして振り返って記事を書いている今も、その緊張感が蘇り、心臓がドキドキしてきます。

 

そんなレアな体験も含め、富山テレビ放送株式会社様での出来事を、まるっと全部、全力でご紹介いたします♪♪

 

富山県人にはお馴染み『全力!BBT』

富山テレビのアナウンサー&『ビーちゃん』がお出迎え♪

富山テレビ放送様のエントランスに入ると、目の前には局のアナウンサーが等身大パネルで勢ぞろい。

BBTキャラクターの『ビーちゃん』もお出迎えしてくれます♪

 

パネルに向かって「あっ!さきベジGardenのさきちゃんだ!!」と声に出してしまうほど・・・(笑)

(注:『さきベジGarden』とは、南條アナウンサーが畑を借りて野菜を育てるという人気コーナー。毎週土曜日11時24分から生放送の『フルサタ』に登場します♪)

 

この建物の中に、テレビで見ているあの人たちが働いてるんだ〜♪

天気予報にいつも楽しい雑学を入れる木地さんも好きなんだよな〜♪

会えたりするのかな〜♪

といったワクワクの始まりでした。

 

ゴージャスなお出迎え。めざましくんも居るよ~♪

マスター室は「当たり前」を支えるコックピットだった

富山テレビ様はフジテレビ系列の放送局なので、フジテレビの番組がたくさん放送されていますが、その他の局の番組や富山テレビで制作した番組を放送しています。

 

このたくさんの映像をトラブルが無いよう、365日、放送状況を常に監視しているのが、今回の取材先である「マスター室」です。ここは、アナウンサーの声を調整や取材してきた映像の再生、緊急災害時には画面を切り替えたり、地震速報や気象情報を出すなどいわゆるテレビ局の司令塔!!

 

複雑な放送機材がズラーーーーっと立ち並び、まるで宇宙船のコックピットのような空間です。

宇宙船に乗ったことはないので、あくまでもイメージですけど(笑)

 

これを操縦するには、相当の知識が必要だということは聞かずとも分かります。

 

冒頭でもお伝えしたように、こうして取材に伺うまでは、1日も休むことなく毎日決まった時間に予定通り放送されることは「当たり前」だと、なんの疑問もなく思っていました。極めてフツーのことなのだと。

 

しかーし!!

 

この「当たり前」を支えているのが、テレビ局の縁の下の力持ち、壁様や藤野様をはじめとする技術スタッフの皆さま!!

 

 

彼ら、彼女たちががっちり一丸となって、当たり前にしてくれていたのです!!

 

もちろんそれ以外にも、陰日向となって番組を作り、支えている・・・それがわかった瞬間、メルマガ編集部一同、感動と感謝の気持ちでいっぱいになりました。ありがとうございます! これからは感謝の気持ちを込めて、日々テレビに向かい合いたいと思います(-人-)

私たちの出逢いは、運命?♪

さてさて、なぜNICがこうして富山テレビ様にラックを納めることができたのか? そもそもの出会いからご説明いたしましょう。

 

時は2018年10月。

きっかけは静岡放送様に納入されていたモニタラックの掲載記事でした。

 

藤野様がその記事を見つけて、「同じようなラックを製作したい!」と、早速メーカーを調べたところ、NICのフレームだったことがわかりました。しかも同じ富山の会社!!

 

こ、これは運命か、それとも偶然という名の必然なのか・・・

 

直ぐさま「カタログください!」と、NICのサイトから、お問合せくださったのが、ご縁の始まりでした。

 

当初はモニタを取り付けたPCラックとして活用したいという漠然としたイメージしか持っていらっしゃらなかった藤野様。もちろんアルミフレームを扱ったことも、設計したこともありません。

「ならば、私たちがお役に立ちます!」と、藤野様のイメージをカタチにするため、ヒアリングをさせていただくところから始めました。

 

まずはNICのフレームの特徴や組み立てに便利なマーキングについてのご説明をした上で話を深く聞いていくと、今回は単純に既存のシステムを引越しするだけではなく、新しいシステム導入も兼ねていることがわかりました。これを実現するには、それぞれに必要なスペースを確保しなければなりません。

 

さらに、モニタラックに設置したモニタは、以後24時間、10数年間、ずーーーっと映像を映し出すので、「見やすさ」と「操作のしやすさ」はマストな条件です。

設置した後で「ここ、使いづらいね・・・」なんて言われないように最初の設計が重要ポイントとなります。

 

まさに責任重大!!

でも大丈夫! お任せください♪

「あったらいいな」をカタチにするのが、私たちの使命。藤野様の思いをカタチにするのが、NICのものづくりもの喜びなのです。

 

ということで、新たな機器が導入される2020年5月頃を目標に、モニタラックの設計が始まりました。

 

この左右の壁面にモニタラックを設置したい!!

ものづくりは段取りが大事!!

モニタの台数やサーバー配置箇所が決まり、モニタラック用テーブル天板にもこだわり、少しづつイメージがカタチになってきました。

 

今回は現地据え付けまでをご依頼いただいたのですが、下の階にニューススタジオがあることから、搬入や組立時に音を立ててはいけない『音出し禁止時間』がありました。テレビ局ならではのルールですね。

 

限られた時間内で設置するために、コンパクトに組み立てたものを現地で素早くつなぎ合わせる分割搬入としたのですが、ここが設計者の一番苦労した点でもあり、NIC技術集団の腕の見せ所です♪

まずは現地にて搬入経路の確認を入念に行い、エレベーターや階段、マスター室の入口などを細かく採寸していきました。調査の結果、最大の難関はエレベータであることが判明。この一番小さな間口サイズをベースに、分割する位置を決めて、全体構造を設計しなければなりません。

 

「仕事は段取りで決まる」とか、「段取り8分仕事2分」という言葉をよく耳にしますが、ものづくりはまさにこの「段取り」がこそが命です!

一番間口の狭いエレベーターからの出し入れをシミュレーションしながらCAD駆使し、最善の設計図を描き上げました(^^)v 

 

 

エレベーターの間口が一番狭かった!

このスペースにどれだけ詰めるかもイメージします。

じゃんじゃじゃ~ん!!作ってよかったモニタラック♪

途中、コロナの影響で一時計画の見直しがあり、予定納期から遅れること3ヶ月の2020年9月。いよいよモニタラックがマスター室に入る日がやってきました。

 

事前の細かな段取りのおかげでスムーズに搬入ができ、最難関のエレベーターも楽々クリア。

音出し禁止時間もおとなしく(大人しく?音無し区?)、予定通り1日ですべて組立完成\(^o^)/

 

こちらが完成したモニタラックです♪

左右にそびえ立つ「勇姿」をトクとご覧ください。

 

じゃーーーん!!

 

どうです!この一体感!!

全てのモニタ高さが統一されたことで一体感が生まれ、コックピットというよりも宇宙船の管制室にいるみたいです♪

 

正面の大型モニタに移っているのは放送中の番組で、何かのトラブルで映像や音が止まったり異常がないか、予定通りのコマーシャルが放送されているかを鋭い視線でチェックされていました。

 

その左右に見えますのが、今回製作された9面仕様のモニタラックです!!

 

せっかくなので、ビフォーアフターを見比べてみましょう♪

 

 

左ビフォー

右ビフォー

左アフター♪

右アフター♪

某テレビ番組の『なんという事でしょう~』という言葉が思わず口から出そうになるほど、とってもスタイリッシュ!!

 

モニタだけではなく、キーボードやシステム機材も等間隔でスッキリ収納♪

たくさんの機器がズラリと並んでおりますが、アルファフレームがしっかりと支えております\(^o^)/

凄いぞアルファフレーム!!(←出ました!!恒例の自画自賛モード♪)

 

キーボードもスッキリ収納♪

テーブル天板もしっかり支えます♪

マスター室内の黒基調に合わせたブラックフレーム仕様で、複雑な配線も内部から下に落とせるので、背面もスッキリ(^^)v

 

黒のアルミ複合板は、反射や外光を防ぐのでモニタが見易くなったとスタッフの方から満足の声が♪

 

しかし、技術士の「匠」的存在の壁様は、さらに使いやすさを求め

『どうせなら、側面の板は磁石に対応する材質にすればよかった・・・』と、今後のアレンジも検討されていました。あくなき探究心はさすが「匠」。頭が下がります。

 

その点アルミフレームなら、ボルトを外すだけでいろんな化粧が施せますから、壁様のリクエストにも、しっかりお応えできるはず♪ なんて便利なんでしょ〜〜〜(←また出た!自画自賛モード♪)

 

後ろの部屋の明かりがこぼれることはありません!

配線もきれいにまとまっています♪

富山テレビ様こだわりのテーブル天板が、より一層重厚感を漂わせています。

重厚感あふれるテーブル♪

木材とアルミの融合♪

アルミフレームにモニタアームを取り付けモニタを設置しているので、状況に合わせて簡単に位置や角度を調整することができ、後ろのスペースにも細かな機材などの収納として無駄なく使えます♪

 

1本のフレームだけで、こんなにもしっかりとモニタを支えることが出来るなんて、

やっぱりアルファフレームって強いわ〜〜♪(←またまた出ました自画自賛モード!!)

前に飛び出すモニタ!!

モニタをしっかり支えるアルミフレーム♪

今回のモニタラック製作についてお聞きしたところ

「省スペースでPC類を9台積み上げることができ、大変重宝しています!!」

「設計や部材の選定など分からない事が多い中、細かくサポートしてもらえて助かりました!!」

などなど、とっても嬉しいお言葉を頂戴しました\(^o^)/

と、突然響き渡るアラーム!!

あれれ?! 目の前に広がるのは、毎日テレビで見ている富山市内のお天気や道路情報を映すあの光景ではありませんか。

お天気コーナーに出てくる映像です!!

一面真っ白で、車がまったく動かず静止画を見てるようでしたね~

今年の豪雪時には、雪で動けず大渋滞になってる様子が流れていたんですよね〜・・・と、大変だった時を思い返していたその時です!!

 

"ポーーン!!"という音がマスター内に響き渡りました。

地震速報です!

皆さんの顔つきが変わり、空気が一変。

 

現在放送中の画面を見ながら、緊急速報の内容をタイミングよく差し込まれていました。

 

素晴らしい! これがテレビのプロの仕事なんだ・・・と、見惚れていたその時、再び響き渡るアラーム音!

 

"ポーーン!!"

 

なになに? また地震?!?!?と思いきや、入ってきたのは富山県の緊急速報「富山アラート」です。

 

富山県のコロナ感染状況が「ステージⅡ」に引き上げられたという緊急速報でした。

緊急速報!!富山県はコロナ感染状況ステージⅡに引き上げされました!

地震にコロナと、立て続けに緊迫した状況を目の当たりにし、メルマガ取材班は硬直状態(汗)!! 

心臓のドキドキが周りに聞こえるんじゃないかと思うほど、ビックリし、ただただ声も出ずに立ち尽くしておりました。

 

でも、こんな緊迫状態の中でも冷静に対処するマスター室の皆さまは本当にすごい! 思いがけないこととはいえ、本当に、本当に、とってもとっても貴重な体験をさせていただきました。

 

速報対応が落ち着いたところで、本日の取材終了。

ロビーに降りるエレベーターの中でもドキドキが収まらず、マスクが息苦しく感じました。

 

 

 

おや? こんなところにもアルミフレーム発見!!

ドキドキしたままエントランスに到着。最後に改めて記憶に焼き付けておこうと当たりを見回すと、新しい番組のポスターを貼るパーテーションやLEDパネルなどなど、あちらこちらにアルミフレームを発見!

大好きなドラマ『シグナル』のポスター発見!!

使用されていない?LEDパネル

4月は新しい番組が目白押し♪

お見送りしてくださった藤野様にお聞きすると、LEDパネルは現在使用していないので、廃棄しようと思っているとのこと。

 

ちょっと待ったーーー!

それはもったいないーーー!!

 

自由自在にアレンジができるところが、アルミフレームの最大の特徴です。

 

「別のモニタを取り付けるなど、リフォームできますよ♪」と、ご提案したところ、すぐにご理解いただき、廃棄せずに改修用とし保管されることになりました(^_-)-☆(やったー)

 

今後の改修や新たなモニタラックを構想される際は、またお声かけください(#^^#)

 

最後になりますが、この度快く取材を引き受けていただきました壁様と藤野様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。

お忙しい中、ご対応いただき誠にありがとうございました<m(__)m>

 

以上、今月のこんなところにアルミフレームでした\(^o^)/

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