なぞの六面体?!『超感覚ゲーム』にアルミフレーム♪
公開日時:2019/09/25
今月の「こんなところにアルミフレーム」は、立山事業所に突如現れた真っ黒なブースをご紹介!!
なにやら〝とっても面白い物を製作する〟という情報をゲットし、ワクワクしながら立山事業所へLet's Go!!
そこでお目にかかったのは、依頼主のゾーン株式会社の代表取締役 近藤様。
開発者でもいらっしゃる近藤様は、組み立て作業の立ち合いに、遠路はるばるお越しくださっていたのでした。
開発者直々にお話が聞けるなんて!!と、前のめり気味にインタビュー。
このブースに詰まった熱い思いをたっぷり伺いました。
新たな気づきで未来を築く。自由をもっとも大切にする「ゾーン株式会社」♪
ゾーン株式会社様は、22世紀の未来に向けて、人類誕生から世界中へ広がった頃のような
『チャレンジ精神』と『自由な心』を人々に取り戻してもらいたい。
そんな思いから、ゾーン状態に一つのヒントを見出し、2014年に設立されました。
皆さま、「ゾーン」という言葉をご存知ですか?
スポーツでは「ゾーン状態になった」とか「ゾーンに入った」なんてよく言われますね。
一般的に「ゾーン」とは、感覚が研ぎすまされ、心と体、そして今やっている行為・行動が完全に一体化している〝極限集中状態〟だと言われています。
一旦ゾーンに入ると、他の思考や感情、周囲の風景や音など、余計なものが意識から一切消えて、本来持っている自分の能力が余すところなく発揮されるそうです。
近藤様ご自身も「ゾーン」体験者。学生時代にテニスで大きな大会に出場された際、ラリー中にボールや対戦相手、周囲の人とまでも、全てを一瞬で分かり合っているような感覚になり、ハイレベルなパフォーマンスを発揮することができたそうです。
勝つとか負けるとか集中しようとか、相手は敵とか、全て忘れているというか、区別がなくなっていて、試合が終わっても気付かなかったとか(笑)
勝手に身体が動いて勝手に結果が出ている、って感じで、すっごく幸せな気分になったそうです♪
むむむ・・・
この感覚は一般的に聞く「ゾーン」とは少し違うぞ・・・
ゾーン状態の時って実は、極限の集中とか、無心とか周囲の状況を遮断することではなく、むしろ周囲と一体化して心が自由になれるそんな感覚なのでは???
ひょっとしたらこれは『極限集中状態』ではなく、『吊り橋効果』のように
身体へのちょっとした刺激で心は自由になれる!!
これぞまさしく究極のゾーン状態!!
「ゾーン状態の仕組みとか科学的根拠はないけど、自ら体験したこのゾーン状態を、日常の中に取り入れて、たくさんの人がストレスから解放され少しでも自由になってもらいたい。」
そんな思いから、前職での自由な発想から生み出す『ものづくり』の経験を活かし、ゾーン株式会社は生まれました。
人類覚醒装置『The Zone™ 』
近藤様が体験したゾーン状態をヒントに、IT技術やバーチャルリアリティなどの最新技術を用いて
楽しみながら人の気持ちをポジティブにする技術・製品の開発をされているのですが、
まず最初に取り組まれたことは、五感を刺激することで、本能に訴えかける映像体験技術の開発です。
その第一弾として誕生したのが、人類覚醒マシーン
見た目は電話ボックスサイズの小さな部屋ですが、その扉を開けると、待っているのは未知のバーチャル亜空間。
全方位(前後・左右・天井・床)に設置された映像モニター&スピーカーから繰り出す映像・音・振動を全身に浴びることで、自分の中に眠っていた「何か」が目を醒ます・・・!! まさに驚異の新感覚VR体験の実験的装置なのです。
モニターから映し出される映像は、IT技術を駆使し、エンタメ系・ビジネス系の両分野で、楽しくて役に立つ製品やサービスを提供されている株式会社プロディジ様の 360 度体験型コンテンツ。手足を動かし全身で空間を操って楽しむ「超感覚ゲーム」です♪
そのメニューは、5万人の観客の前で歌えるドームステージを目指す「超感覚カラオケ」ゲームや、落下する隕石を破壊し人類を守る「地球防衛ヒーロー」ゲーム、妖怪退治に脱出ゲーム、パズルゲームなどなど、楽しいコンテンツがい~~っぱい!!
バーチャルリアリティの楽しさと併せて、心身の解放感を感じていただけるこの「The Zone™」超感覚ゲームを
たくさんの人に体験してもらいたく、変なホテル ハウステンボス様と共同サービスを開始され
現在1号機は長崎県佐世保市の「変なホテル ハウステンボス」様のエントランスロビーに設置されているそうです(#^^#)
立山事業所に真っ黒なブース、君臨
立山事業所の組立スペースの入口に差し掛かるや否や、目に飛び込んできたのは、真っ黒な電話BOX???
でも、何やら楽し気な歓声が工場内に響き渡っています。
何? 何、なに??
中で何が起こっているの???
頭の中に「?」マークがたくさん飛び交う中、ブースの扉が開きました。すると、中から現れたのは、満面の笑みを浮かべ、満足そうなNIC社員の姿!!
なんと、既に完成した「The Zone™」のデモが始まっていて、
ちょうど休憩時間だったNIC社員が体験中だったのです!!
体験した社員は、みんな笑顔で、何か吹っ切れてスッキリしたような感じ♪
私もスッキリした~い!!と、
取材させていただく前に、いえいえ、これもれっきとした取材です! メルマガ編集部を代表して、バーチャル亜空間を体験させていただきました(^_^)v
今回チョイスしたのは、落下する隕石を破壊し人類を守る「地球防衛ヒーロー」ゲームに挑戦!
ちょっとストレスが溜まっていたのでしょうか。えへへ(^_^;)
過去にヘッドマウントディスプレイで映像酔いした経験があるのですが、〝全身映像漬け〟になるなら、へっちゃら♪
一人で360度の亜空間の中に入ることに多少の不安はありましたが、ゲームが始まった瞬間にそんな不安も吹き飛び、落下してくる隕石を、夢中でバンバン叩いていました(^^;)
いやぁ〜、めちゃめちゃ楽しかった〜。
全方向に映し出された画面という感覚ではなく、隕石が落ちてくるという亜空間と一体化し
自然に体が反応するこの感覚・・・
これぞ近藤様の言う「ゾーン状態」なんですね!!
ゾーン体験後、突撃レポート開始!
気分も頭もスッキリしたところで、突撃レポート開始!!
近藤様に「The Zone™」の開発当時のお話から伺いました。
零号機と1号機は「スチール製」でした。中で人が動くので、とにかく頑丈に作ろうと、スチールを選択したそうですが、製作や設置にコストと時間がかかってしまったそうです。
また、相当な重量になるため、一度設置すると動かすことは困難です。そのため据え置きタイプでした。
しかし、据え置きタイプだと、体験できる人はおのずと限られてしまいます。
人々の日常の中で「ゾーン状態」ともっと感じてもらいたい。手軽にゾーンを体験することで、本来自分自身の中に持っている様々なポテンシャルを発揮してもらいたい。
そう考えていた近藤様は「移動式」の開発に取り組みます。
最初は他社のアルミフレームで製作を試みたそうですが、実際に検討してみると、次から次へと新しい発想が生まれて来ます。しかし、そのメーカーでは、近藤様の思い描く装置を形にすることが難しく・・・
そんな時「NICさんならきっと対応してくれるはず」と、弊社を紹介してくれたそうです。
ありがとうございます!
もちろん、お任せください\(^o^)/
お客様の「あったらいいな」を形にする。
世の中にないならイチから作る!
それがNICの『ものづくりの原点』です!!
ということで、近藤様の描く新しい「人類覚醒装置2号機」の製作が始まったのです♪
移動式『超感覚Training Pod』♪
今回製作した2号機はイベントなどでも貸し出しできるようにと、
現地で簡単に素早く組立・設置・解体が出来ることが最大のポイント!
屋内での設置でも、通常サイズのドアから搬入できるように、面でバラして組立られる設計となっています。
この枠に、前後左右上下の全面にモニターを取り付けるのですが、
内側にはパネルが取り付けられています。
一体どうやってモニターを設置するのだろう?と、よーーく見てみると、
外側の面にいくつものドアノブのような物を発見!!
合計20台のモニターの設置を含め、ここまでの作業時間は2時間弱。モニターの調整を含めても3時間はかからないとのこと(はやっ!)
組立に慣れてくると、もっと早く設置できるかもしれません♪
解体だって同様に、スムーズ&スピーディー\(^o^)/
そして、軽くて丈夫なアルミフレームの特徴を目一杯生かしているので、
モニター20台分の重量に加えて、人が入っても安全な構造になっているので安心です(^_^)v
これぞ高性能・高品質なアルファフレームとNICの技術の成せる技♪
ないものはイチから作る「ものづくり魂」ここにありです(^_^)v
(↑出た~恒例の自画自賛モード!!)
今後は、ホテルのロビーや駅、学校、塾、様々なイベント会場など、どんな環境にも設置できるように、「8角形」や「ドーム型」なども検討されているとか。楽しみですね(もちろんNICは対応できます♪)
そして、脳を活性化かせるプログラムなどを取り入れ、教育現場や認知症の予防トレーニング、さらには医療の場でも役立つように、「The Zone™」進化計画が、着々と進んでいるんだそうです。
まさに未来型思考。ゾクゾクします。
ゾーン様が開発された移動式『超感覚Training Pod』とプロディジ様のコンテンツで、ストレス社会で過ごすたくさんの人が元気になること間違いなしです!!
興味のある方は、ぜひ、ゾーン様へお問い合わせください(*^^*)
「The Zone™」についての詳しくはこちら→http://thezone.jp/promotion/
最後になりますが、この度取材にご対応くださった近藤様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。
人類覚醒!日本を元気にするプロジェクトの一部に少しでも関われたことに感謝いたします。
また、私自身実際に体験し、近藤様のお話をお聞きして、心も体も元気なりました♪
本当にありがとうございました!!
そして、今後ともよろしくお願いいたします<m(__)m>
以上、今月のこんなところにアルミフレームでした\(^o^)/