突撃レポート第15弾!!八千代病院放射線治療センター『多目的カート』

公開日時:2018/09/21

今月の「こんなところにアルミフレーム」は、突撃レポート第15弾!!

 

愛知県安城市にある社会医療法人 財団新和会 八千代病院を訪問し、

顧問 総務課・施設管理係 一級建築士の今井様にお話を伺いました。

 

 当コーナー初の病院の取材ということで、張り切っておりましたが、なんと台風21号が直撃!!

 

台風に向って富山を出発するという、何とも忘れられない1日となりました(^_^;) 

安心の笑顔を生み出す『八千代病院』

八千代病院様は明治33(1900)年に開業され、100年以上の歴史ある病院です。

2005年に現在の場所に移転され、新病院として開院されました。

 

緑豊富な八千代病院♪

八千代病院様が長きに渡り地域のみなさまに愛される理由は、院内に入っただけですぐに分かります。

 

常に最先端医療が受けられるのはもちろんなのですが、

院内はまるで美術館や劇場を思わせるような空間が広がっていました。

 

廊下には絵画が展示されており、温かみのある照明で患者さんを迎えるロビーでは、

毎週日曜日に入院患者様のためにコンサートが行われているそうです。

 

画廊に来たみたい♪

この新八千代病院は、安城市の「地球にやさしい環境都市宣言」を受け、

景観やエネルギー面など環境に十分配慮して設計されました。

 

「光と風と緑」をテーマに、里山の風景を再現した屋上庭園や

屋外リハビリガーデンを設け、すべての病室から屋上庭園や遠くの

山並みを眺められるようになっています。

 

緑豊かな療養環境の中で治療に専念していただける、

まさに「人にやさしい病院」なのです。

 

全ては地域のために、そして人々に「安心の笑顔」を生み出すという遺伝子を受け継ぎ、

10年先も100年先も、そして1000年先も、名前のとおり千代に八千代に、

 

『やちよさん』と親しまれ信頼される病院でありたい・・・

 

そんな八千代病院の思いは、しっかりと地域のみなさまに届いており、平成21年には、地域の方々の推薦により

愛知県が主催する「人にやさしい街づくり賞」を受賞されました。

 

八千代病院様は、地域のみなさまに愛され親しまれる、とっても素晴らしい病院なのです(*^_^*)

 

今回取材を引き受けていただいた今井様は、こんな素敵な八千代病院の設計に注力された方・・・。

 

それでは、今井様が手がけられたアルファフレームをご紹介いたしま~す\(^o^)/

 

 

出来立てホヤホヤ♪ 放射線治療センターに潜入!!

今回伺ったのは、今年の3月に完成し、9月から運用されたばかりの出来立てホヤホヤの放射線治療センターです。

放射線治療センター!!

治療センター室内の入口♪

木目を基調とした温かみのある内装に、今井様の人柄と優しさが感じられます。

 

放射線治療室も木目を基調としており、その中央には最新鋭の高精度放射線装置が導入されていました。

 

 

最新鋭放射線治療装置!!

装置の奥にみえる棚もすべて、今井様が細部まで設計された機能性と利便性を兼ね備えた設備となっています。

目的に合せて計算された設計♪

常に使う人の立場になって、手入れのしやすさや便利さを考慮されており

至る所で、「なんということでしょう~♪」を発見!!

安全ストッパー機能付きのスライド式作業台にはびっくり!!

内装だけではなく、デスクや水周りも全て今井様の設計♪

テーブルの天板にはドイツ製のメラミンを使用され、ちょっとの段差も無いように考えられて作られています。

 

どれもこれもハイセンスで、本当にここは病院ですか???と言いたくなるほど。

こんな素敵な病院なら、怖くて辛い治療でも頑張れるような気がしました。

そして、今回今井様がアルファフレームで製作されたのがこちら♪

 

じゃ~ん!!

多目的カート(大)♪

治療の際に使用する備品を整理し、使うときに移動も楽々な多目的カート(大)です♪

 

ということは・・・

そう! 小さいバージョンもありましたよ(*^_^*)

 

こちらがです♪

多目的カート(小)♪

多目的カート、ディティール拝見♪

どちらも基本構成は同じで、アルファフレームで製作した土台に

今井様の方で準備された棚板を取り付ける仕様となっています。

 

医療現場用なので、棚板にはホコリが舞いにくく、汚れに強い抗菌加工された

LOBO FLOORという滑り止めシートが貼ってあります。

このようなオリジナルの板もすんなりと取り付けられるのが、

アルファフレームのいいところ♪

 

さらに、フレームに直付柱を取り付けることによって、置くものに合わせて簡単に棚の位置を自由に変えられる

稼動棚になっているんです♪

 

 

これなら棚の位置を変えたい時に、いちいちボルトを緩める必要がなくてとっても便利ですね!!

 

フレームと棚板が取りつく詳細部まで、緻密な計算で設計されているので

どこから見てもスッキリ&キッチリ♪

 

それもこれも、今井様の素晴らしい設計と

1mm単位でカスタムできるアルミフレームの成せる業ですね!!

(↑出ました!恒例の自画自賛)

 

 

 

今井様は建築のプロですが、アルミフレームの設計は初めてとあって強度や剛性面でどのフレームを使おうか

悩んでいたところ、ホームページでNICを発見!!

 

お問い合わせ頂いた内容と、今井様の設計図をもとにNICにて

剛性と美観を重視したご提案をさせていただき、今回のカートが完成しました(*^_^*)

 

 

出来上がった完成品のお写真とともに御礼のお手紙をいただき、

「設計当初描いていた物よりも数倍クオリティーが高い物が出来て感謝しています」

「是非みなさんで見に来てください」と、

とっても嬉しいお言葉を頂戴しました。

 

このお手紙に、社員一同感謝感激!!

 

そして今回、ブログ掲載の許可をいただき、お手紙の御礼を兼ねて取材させて頂きました。

 

大切なのは近未来を見据えること

病院内の内装、施設設備や、今回製作したカートの設計もそうですが、

性能や利便性はもちろんのこと、見栄えやデザイン性が求められてくるので

これからは「近未来をどう見せるか」が大事だとお話されました。

 

 

「アルミフレーム全てに応用が利くので、アイディア次第でいかようにもなりますね。

その柔軟性が気に入りました」

「今回の製作にあたり、素材の良さはもちろんですが、NICの応用力に未来を感じました」

 

 

と、とっても身に余るお言葉を頂きました。

 

今井様のご要望に応えることができ、またとても高い評価をいただき、ありがたき幸せでございます(*^_^*)

 

この度の訪問で今井様にお話を伺い、『ものづくり』を更に深く勉強させて頂きました。

 

また、今井様や院内スタッフ様の優しさを直接肌で感じ、

まさに安心の笑顔を作り出す素晴らしい病院だと実感いたしました。

 

 

正直なところ、病院という場所に縁のないまま過ごしていきたいものですが、

万が一、病に伏せることがあれば

八千代病院様のお世話になりたい!と思いました(^_^)

 

このカートをご覧になられた関係者の方から、同じ物が欲しいという注文が来ているということで、

弊社としても嬉しい限りです。

 

今後の今井様のご活躍に、アルファフレーム及びNICがまたお力添えできれば幸いです。

 

 

最後になりますが、この度快く取材を引き受けていただきました今井様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。 

お忙しい中、貴重なお時間を頂戴し、誠にありがとうございました<m(__)m>

 

また、台風21号の直撃と共に去っていった私たちを気遣い、ご心配をお掛けし申し訳ありませんでした。

 

これからも近未来を見据えて、より良い製品をみなさまにお届けできるよう日々取り組んで参りますので

今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

以上、今月の「こんなところにアルミフレーム」でした\(^o^)/

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