今月のこんなところにアルミフレームは、前号に引き続き未来精工株式会社様の社内設備をご紹介いたします。

前号では、パーテーションからの喫煙ブースといったパーテーション繋がりの設備をご紹介しましたが、

今回ご対応くださった製造部 技術課の川口様のモノづくり愛は、留まるところを知りません！！

工場内で働く人の困ったを解決すべく、機能性とコスト面を考えて製作された

アイディア満載、愛に溢れる社内設備を、たっぷりとご紹介いたしま～す＼(^o^)／

前号でもご紹介しましたが、未来精工様はコルゲーター国内販売実績トップシェア！

「コルゲートパイプ」と呼ばれる配線の保護管の製造設備をメインに、

金型や省力化機械の製造・販売、自動販売機の製造・販売をされています。

国内唯一のコルゲート管成形機を生産するメーカーとあって、

非常に高いノウハウで、押出機から成形・巻取工程までの成形ラインの設計製作も手がけられています。

クルクル巻きになった「コルゲートパイプ」♪

写真右上に見えますのがコルゲートパイプです。

オレンジやグレーなど、色、太さ、形状が異なる製品を数多く生産されています。

写真を良く見ていただくとおわかりのように、所々にアルミフレームを発見！！

奥に見える作業台もアルミフレーム製で、工場内の至るところで使われていました(*^_^*)

工夫満載！愛に溢れる手動巻取り機

そして、写真手前に映っているのが、川口様開発の簡易手動巻取機です！！

何、何？？どうやって使うの？？？

では、もう少し近づいてみますね。

じゃ～ん！！

コルゲートパイプ簡易巻取機♪

量産品の場合は、コルゲート管を一定の長さに整列巻き・結束する自動の巻取機を使用するのですが、

試作品や小量の場合は、この簡易巻取機を使って作業されています。

製品によって巻き込む直径が決まっているので、簡単に位置決めができるようにと

板に装着した3本のアルミフレームを基準値に合せて巻き込んでいくというものです。

作業効率をあげるための一工夫に、深〜いモノづくり愛を感じます♪

工場内にはまだまだたくさんの「モノづくり愛の結晶」がありますので

どんどんご紹介していきますよ～　(^o^)／

続きましては、こちら♪ 

移動式分別ゴミ箱♪

目からウロコの移動式ゴミ箱

こちらの移動式分別ゴミ箱は、使用するフレームを最小限にし、Ｕ字の治具をはめ込むだけで

ゴミ袋が落ちない設計となっております。

 こ、これは、すごい・・・・

スマートかつシンプルな構造に、取材班は衝撃を受けました。

以前、NICの工場内で使用しているゴミ箱をご紹介しましたが、

常にアルミフレームに囲まれている私たちは、見た目と利便性ばかりを追求し、コスト意識が不足しておりました。

▼ＮICが作ったゴミ箱はこちら↓↓↓（お恥ずかしい限りです）

大量のゴミも大丈夫！NICオリジナル「ゴミ置き場」

フレームを再利用して色んな物を作れる環境がゆえに、無駄な使い方をしているな・・・

と、改めて気づかされ、深く反省いたしました。ありがとうございます　<(_ _)>

お次は、こちらの緩衝材ロールスタンドです♪

じゃ～ん！！

緩衝材ロールスタンド♪

アルミのプロの上を行く?!  緩衝材ロールスタンド

こちらも以前NICの工場内で使用しているプチプチホルダーと称してご紹介しましたが、

NICオリジナルは作業台の上、もしくは宙に浮いた状態（ホルダーと作業台の間）で裁断するものでした。

が・・・

ここに川口様のモノづくり愛が加わると、さらにもうワンランク

バージョンUP！

スタンドにロール押さえを取り付けて、フレームの溝を利用して

カットできるとっても便利なアイテムになるのです♪

シート押さえ付き♪

緩衝材シートがなくなれば、ロール中央のフレームを取り外して簡単に入れ替え可能！

真っ直ぐ綺麗に切れるのはもちろんのこと、シート押さえがあることで、

長く引き出されて床に垂れることもありません。

すごいっ！　さすがです！

更に工場内を見渡してみると、壁際に輝くアルミフレームを発見！！

吊りベルト整理ラック♪

出し入れスムーズ♪　“空間”にまで一工夫

こちらは、チェーンブロックやベルトスリングの専用ラックで

種類や長さごとに整理整頓されており、太いベルトやフックにも対応できる

大きめのフックが付いています。

使う人が出し入れしやすい間隔、サイズ感にも、川口様のモノづくり愛が感じ取られます♪

そして、吊りベルト整理ラックの隣にも、アルミフレームで仕切られたスペースが！！

決められた保管スペースを作ることで、こんなに綺麗に整理整頓ができるのですね(*^_^*)

未来精工様の工場内では、資材や備品でも、使わない時は所定の場所にしっかり戻すことが徹底されているそうです。

これって「人の気持ち」に立ったルールづくりですよね。

使う人も使わない人も、工場で働くすべての人が気持ちよく過ごせるように「きちんとしているのが当たり前」の空間を作っておく----

ここにも川口様の大きなモノづくり愛を感じてしまいました。

そして、ここまで徹底して綺麗に使えるということは、

常に人の気持ちを考えて行動するという社風が、

社員様一人一人の胸に刻まれている証です！

川口様のモノづくり愛もさることながら、未来精工株式会社様の社員のみなさまに深く感銘いたしました。

素晴らしいです。

勉強になりました。

そして、とても良い刺激になりました。

最後になりますが、この度快く取材を引き受けていただきました岩田様、

そして製作品についてお話をお聞かせくださった川口様に

この場をお借りしてお礼申し上げます。

お忙しい中、貴重なお時間を頂戴し、誠にありがとうございました<m(__)m>

私たちも使う人の立場になって、より良い製品をご提供できるよう取り組んで参りますので、

今後ともよろしくお願いいたします。

以上、今月の「こんなところにアルミフレーム」でした＼(^o^)／