【今月のまめ知識 第45回】角度付きアルミフレームの接続方法
公開日時:2016/12/19
ある晴れた朝・・・
あるる「博士、はかせっ、はぁかぁせぇぇ〜っ!!」
博士「なんじゃ、あるる。朝から騒がしいのぅ」
あるる「これ、見てくださいっ! 昨日、お買い物に行ったら、こ、こんなアクアリウムがっ!!!」
あるるが博士に見せたのは、美しい八角形のアクアリウムの写真だった。
美しいブルーのネオンに彩られ、幻想的な雰囲気を醸し出していた。
博士「ほぅ、キレイじゃのぅ」
あるる「ね、ね。そうでしょっ! 美しいでしょ〜っ!
もう、すっかりトリコになって、昨日は閉店までずーっと見てましたよ」
博士「閉・・・それは・・・ご苦労様じゃったな」
ああるる「ねぇ、博士。こういう多角形のアクアリウムって、どうやって作るんですか?」
博士「まぁ、特注だとは思うが…。日本の技術は素晴らしいからのぅ。
三角だろうが、五角形だろうが、ビシッと作ってくれると思うぞ」
あるる「わぁ〜、すごいな〜〜〜〜」
博士「あるるよ。こういうカタチのモノ、欲しいと思っているんじゃろ?」
あるる「あ、わかります?」
博士「わかるもなにも、バレバレじゃ。じゃがな、あるるよ。こういう構造にするには、
水槽を支える土台から、しっかり作って行くことが大切じゃ」
あるる「土台?」
博士「そう、土台じゃ。大木も根っこがしっかりしてないとグラグラするように、
お魚さんたちが優雅に泳げるのも、土台がしっかりしてこそなんじゃぞ」
あるる「そっか・・・キレイな面だけ見ていたんじゃだめなんですね」
博士「わかっておるじゃないか。えらいぞ、あるる。作ってみたいか?」
あるる「はいっ! もちろんです!」
博士「よし、それでは今日は多角形のフレームの作り方を教えてしんぜよう」
あるる「お願いしますっ!!」
装置カバーなどで“角度”を付けたい場合には、
M6シリーズ、M8シリーズの
以下のように角度を持った部材(AFSVシリーズ)用いると便利です。
骨組みそのものはブラケットを使用し、通常の接続方法にて簡単に構成できますが、
これらの角度付きフレームは外側に溝がありません。
そこで、扉などを取り付ける場合には、フレームの接続をエンドコネクタ(AEシリーズ)を使用し、
蝶番はAHCシリーズを使用する必要があります。
扉部にエンドコネクタ(AEシリーズ)を使用
蝶番にAHCシリーズを使用
このようにパーツをうまく組み合わせることで、スタイリッシュな構造体を製作することができます。
博士「どうじゃ、あるる。わかったかの?」
あるる「はいっ! ポイントはパーツの「組み合わせ」なんですね。
そんな風に考えたことがなかった・・・。奥が深いですね〜」
博士「では、挑戦してみるか?」
あるる「あ、いえ、あ・・・今度で・・・」
博士「なんじゃ、遠慮しないでもいいんだぞ」
あるる「いえ、8角形ばっかり見ていたら、なんだか急にワッフルが
食べたくなってしまって・・・。早速買いに行ってきますっ!博士の分も買ってきますねー」
博士「・・・(ふー)・・・行っておいで。車に気をつけるんじゃぞ」