2019国際ロボット展『三菱電機株式会社様ブース』突撃レポート!!
公開日時:2020/01/29
昨年、12月18(水)~21日(土)までの4日間、東京ビッグサイトにて
「2019国際ロボット展(iRex2019)」が開催されました。
今回メルマガ編集部が突撃!したのは、NICではなく、三菱電機株式会社様のブース。
なぜなら、共同開発させていただいた「新型ロボットの専用架台」がお披露目されるからです!!!
その晴れ姿を一目見ようと、東京ビッグサイトへと向かったのですが・・・おや? いつもと様子が違います。
それもそのはず、今年は東京オリンピックの開催準備のため、東ホールが使用できず、ロボット展は青梅・西・南ホールの3会場での開催となっていました。
全会場をつなぐ巡回バスが運行されていたので、特に不便だとは感じませんでしたが・・・
どのバス停も長蛇の列!!
従って、会場内はたくさんのお客様で大賑わい!!(スゴい!)
最新ロボット技術を早く見ようと、足早に入場されるお客様の波に押し流されそうになりながらも、なんとか三菱電機株式会社様のブースにたどり着くと、
これまた人・人・人ーーー!!!(驚)
70小間のとっても広いブースの中に、いったいどれほどのお客様がいらっしゃるのでしょう・・・。
その凄さに圧倒され、さすがに取材は難しいと半分諦めつつ、無理を承知でお願いしたところ、
NICのものづくり魂と熱い思いを汲みとっていただき、快く取材OKを頂きました\(^o^)/
それでは、熱気あふれる三菱電機株式会社様のブースをご覧ください♪
広いブースの中に展示されていたのは、今回初お披露目となった新型ロボット専用架台が6台と、ALFA KIT標準ロボット架台が2台、計8台\(^o^)/
こちらが、三菱電機様の新型協働ロボット「MELFA ASSISTA(メルファ・アシスタ)」
専用架台です!!
じゃ~ん!!
三菱電機様のロボットに合わせて、架台にも赤のラインとロゴを入れさせてもらいました。
素敵でしょう~(*^^*)♪
こちらは、生産現場ですぐに活用できるロボットとの協働作業が体験できるコーナーで、その言葉の通り「このまますぐに現場で使える」パッケージ製品となっています。
サイネージパネルに「協働ロボットパートナーが三菱専用モデルを提供」と記載してありますように、
NICはパートナー企業として、専用架台・台車の開発/製作をさせていただきました♪
架台の剛性はもちろんの事、電源配線、コントローラー連動機能を追加し、それらをスッポリ架台の中に収納できる「MELFA ASSISTA」専用モデルです♪
ロボットを導入して人手不足を解消したい!
単純作業を自動化したい!
というニーズが高まる反面、ロボットの操作やティーチングの作業、安全対策など難しさから、なかなか導入に踏み出せないというお客様が多いことも事実です。
だったら、誰でも簡単に扱えるロボットを開発して、お客様で行うシステムインテグレーションを最小限にすることで、ロボット導入へのハードルを下げることが出来る!!
そう確信された三菱電機様は、新型ロボット「MELFA ASSISTA」の開発に取り組み、様々な分野で豊富な技術と経験を持つパートナー企業と連携し、"新しいロボットシステム"を構築されたのです。
そのパートナー企業として、アルミフレームでロボット架台の開発・製造販売をしているNICにお声がかかり、
MELFA ASSISTA専用架台が誕生したのです(^_^)v
架台の事ならNICにお任せあれ(^_^)v
軽くて便利なアルミフレームが、縁の下のチカラ持ちとして、しっかりと三菱電機様のロボットたちをお支えいたします!!!
人とロボットの「共存」が拓く、スマートファクトリー♪
さて、今回の三菱電機様の展示会テーマは、人とロボットの「共存」が拓く、スマートファクトリー。
ブース中央のメイン展示場では、三菱電機様が培ってきたFAの技術力と、FAとITをつなぐ連携技術を最大限に活用し、スマート工場を実現するe-F@ctoryが紹介されていました。
こちらでは、MELFA ASSISTAのミニチュア模型の生産ラインを模して、人とロボットが協働して作業を行うスマート工場のデモンストレーションが披露されており、3台のMELFA ASSISTA専用架台が人や産業用ロボットと並んで作業していました。
人と産業用ロボットって・・・危なくないの???
安心してください!履いてますよ・・・ではなく(ちょっと古いですか 笑)、
安全性と生産性を追求し、様々な技術が集結されているので大丈夫!!
それを実現することが出来るのが、三菱電機様の技術力なのです。
これぞまさに、人に優しい「未来の工場」ですね♪
あっぱれ!!ロボットと親しむ演出♪
今回初お披露の新型ロボット専用架台は、全部で6台あると聞いていたのですが、1・2・3・4・5、、、5台しかありません。
あれ? あと一つは・・・。
あっ!!あったーーー(*'▽')!!
な、な、なんと、お客様とバスケットボールのフリースロー対決をしているではありませんか!!
ロボットが放つシュートはめちゃめちゃ正確ですが、弱点は一定のサイクルでしか投げられないこと。1ゲームにシュートする本数が限られてしまいます。
対して人間はミスもするけど、ボールが手元に来るのを待たずに取りに行けばロボットより多くのシュートを繰り出すことができます。
さぁ、どちらが勝つか?!
結果は・・・16-13で、ロボットの勝利!
3ポイント差で惜しくも負けた方は、達成感を感じつつも結構お疲れモードでした(^^;)
これは、工場の作業で置き換えると、ロボットはずっと働いていても疲れもしなければ、ミスもありません。
しかし、人は休まなければ集中力が途切れミスが多くなり、体を壊してしまいます。
こうやって、ロボットと人が共存するという事を楽しみながら体験することで、より身近に感じ、その必要性を理解することが出来ますね!
ALFA KIT 標準架台♪
お次は、型式で購入できると今大好評のALFA KITロボットシリーズ♪
ロボット、FA機器新製品展示コーナーにて
水平多関節ロボット3kg可搬以下用架台(AK-R-FCS03)と
協働ロボット10kg可搬以下用架台(AK-R-FK10)の2種類が展示されていました\(^o^)/
三菱電機様のロボットをしっかりと支え、立派に仕事をしている架台が何だか我が子のように思え、その凛々しい姿に思わず感動してしまいました(^^;)♪
NICでは、ロボットを動かすことはできますが、このように何か作業をさせるシステムインテグレートは出来ないので、もっと簡単にロボットを操作することが出来たら・・・と何度思ったことでしょう。
これこそがロボット導入への高きハードルであり、三菱電機様が取り組まれている新ロボットシステムと、新型協働ロボット「MELFA ASSISTA」が救世主となり、より便利な社会になるのだと実感しました。
また、今回共同開発に取り組む中で、協働ロボットは人と共存できるロボットであり"人の代わりになる”ロボットであることを再認識し、NICが作り出す架台も単純にロボットを載せる台ではなく、「人の代わりになる機能」とは何か、その機能にどうやってプラスαの価値を付加していくか、お客様の目線に立ち、製品開発に取り組まなければいけないと痛感いたしました。
最後になりますが、この度はこのような機会を頂き、また突然の取材にも関わらず快く承諾して頂きました三菱電機株式会社様に、この場をお借りして心よりお礼申し上げます。
本当にありがとうございました<m(__)m>