ロボ デックス東京 2020 ご来場のお礼とご報告

公開日時:2020/02/26

去る2月12日(水)~2月14日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて開催された

『第4回ロボデックス』に出展いたしました。

お忙しい中、弊社展示ブースにお立ち寄りいただきまして、誠に有難うございました。

改めてこの場を借りて、スタッフ一同、心より御礼申し上げます m(_ _)m

 

ご存知の通りロボデックスは、例年いくつもの展示会が同時開催する大きな展示会です。

でも今年は東京オリンピック開催準備のため、東ホールが使用できず、

やむなく縮小しての開催となりました。

 

その上、コロナウイルスの影響もあり、どうなることかと心配していたのですが、

フタを開けてみれば想像以上の来場者数!!

 

しかもこの状況で来場される方とあって、目的がハッキリしているお客様が多く、

熱心にNICのロボット架台についての説明を聞いてくださいました。

おかげさまで会期中にたくさんの商談ができ、私たちも大いなる達成感を感じております。

 

 

そんな熱い3日間になる予兆だったのでしょうか。

「いざビッグサイトへ!」と、展示物を積み込んだトラックを見送る際、

富山の空に大きな大きな虹がかかったのです。

 

これはみなさんと出会うための架け橋だったのかも?!

いえ、お客様とロボットをつなぐ架け橋になれ!という天の啓示?!

今思い出しても、胸熱になります。

 

さらに、設営に向かう私たちの車にも奇跡の瞬間が!

なんと走行距離が「123456km」!(驚)

 

撮影後に「高速道路じゃなかったら時速78km/hで走ってたのに・・・」と、

運転手は残念そうに言ってましたが(そうだとしたら12345678!)、

この走行距離だけでも立派な奇跡の一瞬ですよね! 

 

富山の空に大きな虹

走行距離123456km!!

そんな「奇跡」を見たおかげか、スムーズに設営も完了しました。

今回は、自然な感じでブースを右・中央・左とスペースを3つに仕分けたかったので、

従来の横長ブースではなく「長方形」にしました。

展示台付きの柱でどこからでも展示品、そしてALFA FRAME SYSTEMのロゴが見えるようにレイアウトしました。

 

では、それぞれの角度から、ご紹介いたしましょう!

 

どこから見てもALFA FRAME SYSTEMのロゴが並んで見えます

ブース正面にはNICの顔

まずは中央スペースから。

ブースの正面にどーんと設置したのは、今回のメイン製品であるALFA KIT規格品垂直多関節ロボット7kg可搬以下用架台『AK-R-FC07-1000』です。

 

いつもならロボットの隣に「ボールペン」を立てておき、ガンガン動くロボットの隣でも倒れない!と、架台の安定性を強調するのですが、会場についてから展示する位置のちょうど真下にピット(溝)があることが発覚。

 

いろいろ手を尽くしたものの微妙に安定しないので、今回は断念。

残念ながら「倒れないボールペン」の姿はお見せできませんでしたが、ピットをまたいで設置したとは思えないほど、抜群の安定性を披露してくれました。

さすが、剛性を数値化した最適設計のロボット架台です(←いきなり入った自画自賛スイッチ  笑)。

 

その後ろには協働ロボット用標準架台、「台車タイプ」と「スタンドタイプ」の2種類を展示しました。

 

ロボットが乗っていない台車のみの展示なので、お客様に実際に架台を動かしていただく

「体験コーナー」としての役割も。なかなか他では架台だけを触る、動かすチャンスはありませんから、

多くのお客様がチャレンジしてくださいました。

 

 「固定された状態ではしっかりしているのに、移動する時は軽いんだね」

 「こんなにスムーズに動くんだ。これは使いやすいね」

 

といった「生の声」をたくさん頂戴できました。

 

実演した成果が実り、台車タイプの架台の受注や問合せが増えました。ありがたいことです<(_ _)>

 

 

 

 

ブース中央の展示品は通路から分かりにくいので、丸いレッドカーペットの上に展示し、そこへ足が向かうようにグレーの□カーペットで歩道のようにアレンジしてみました。

ロボットメーカー専用協働ロボット架台がズラリ勢揃い☆

続いてご覧にいれるのは、ブースの右側。こちらには各社ロボットメーカー様の「専用架台」を一同に展示いたしました。

 

今回は6社のロボットを全部で8台展示!という、なんともゴージャズなラインアップなのですが、

まずは上の写真の架台からご紹介いたしましょう。

 

NICブースに初登場。三菱電機株式会社様の新型協働ロボット「MELFA ASSISTA(メルファ・アシスタ)」専用架台です。

ハンドの部分は株式会社妙徳様に、協力いただき実機に近い形を実現!!

 

こちらは12月にビッグサイトで開催された国際ロボット展で三菱電機株式会社様のブースで展示されておりましたので、我がブースで見られると、感慨もひとしお♪

 

この架台については、前号の2019国際ロボット展『三菱電機株式会社様ブース』突撃レポート!!でご紹介しましたので、合わせて読んでいだけるとうれしいです。

 

写真だと少し分かりづらいかもしれませんが、こちらの架台は大きく3つの特徴があります。

 

ひとつはコントローラーが内部にスッキリと収納できること。

2つ目は、DC24V電源が標準装備されているので、コントローラーと架台内の電線をつなぐだけでセットアップが完了するという超便利さ!!

 

簡単・便利でスタイリッシュ\(^o^)/(←またまた入りました。自画自賛スイッチ)

 

そして3つ目は豊富なオプション!詳しくは、下のチラシをご覧ください♪

「MELFA ASSISTA(メルファ・アシスタ)」 専用架台

3つの特徴♪

今回初登場!TMロボット専用架台

続いて、こちらも今回初登場となるTMロボット専用架台です。

 

精密空調・液温調システム、産業用ロボット・協働ロボット、環境試験装置、工場設備自動化を、計画・設計から試作・開発、評価まで自社一貫で手がける株式会社レステックス様が開発された製品です。

 

TECHMAN ROBOT(テックマンロボット)製協働ロボットの正規販売代理店であることから、TM5-900を搭載し、ハンド・昇降架台を備えたオールインワン仕様の「TM-REX5900」協働ロボット一体型システムを開発されました。

 

架台、ハンド、ロボット本体をパッケージ化しているので、まさに「これ、ください!」ですぐにロボット導入が実現できる製品です。

 

NICの標準ロボット架台も「これ、ください!」で買えますので、ものすごくシンパシーを感じます。

 

「TM-REX5900」

モニタスタンドもアルミフレーム

TM-REX5900は、レステックス様のサイトでは「連れて行って、即仕事!」という、素敵なキャッチフレーズとともに紹介されています。

 

レステックス様独自の技術「ジャッキ機構」で300mmの高さ調整が可能。伸長式のアウトリガとキャスタで移動性も抜群な実用性の高い製品です。

 

そして、この架台の支柱、そして伸縮する脚部にNICのアルミフレームが使われているのです!

 

今回の展示では、代表取締役の齊藤様に設営からアテンドしていただき(ありがとうございました!)、色々とお話を聞くことができました。剛性、精度の高いアルファフレームは安心で、今後はコントローラーBOXなどもアルミで製作して、より良い製品に改良したいとのこと。

 

お任せください! 「あったらいいな」を形するのがNICの真骨頂。より良い製品づくりの黒子役として、頑張らせていただきます。

 

キュートなこの子も初お披露目♪

さーて、続いてご紹介するのは、かなりキュートなニューフェース♪

株式会社デンソーウェーブ様の最新協働ロボット「COBOTTA」専用架台です。

 

「COBOTTA」専用架台

COBOTTAは、ロボット開発50年の歴史を持つデンソーの技術で、新たに世に送り出した産業用人協働ロボットです。

とっても小さくて、操作も簡単。「猫の手も借りたい!」と思ったときは、猫ならずCOBOTTAの手を借りれば、単純作業を黙々と正確に、疲れも知らずにこなしてくれるんです。

 

とても器用なので使い方もアイディア次第。たとえばオフィスであれば、普段のデスクにちょこんと置いてハンコを押したり、伝票の仕分けをしたり。工場の中でも、簡単な箱詰めやラベル張りなどはCOBOTTAにお任せあれ。

 

でも、工場内にCOBOTTA専用の居場所がないのは、本体が小さいだけに倒れたり、落下したら大変!!

ということで、キュートなCOBOTTAにぴったりな専用架台を作りました。

もちろん移動も設置も楽々です♪

 

本体に合わせてスリムでコンパクトなCOBOTTA専用架台は、架台とテーブルとカバーをユニット化し、用途に合わせて必要なユニットを組合せることが出来ます。

今回はカバー一体型とテーブルのみを展示し、テーブルユニットは端面が見えるように、あえて左端のフレームを外して見せています。

 

ちなみに、赤色のエンドキャップは試作品。お客様のご意見を伺って、今後製品化に向けて検討を重ねて参りま〜す。

 

カバー一体型

テーブルユニット

お次はブース左側 産業用ロボット架台コーナー!

はい。盛りだくさんだったブース右側から移動して、お次はブースの左側をご紹介♪

 

こちら側に立つと、どーんと真っ先に目に飛び込んでくるのは、こちらの「天吊りロボット架台」です。

 

天吊りロボット架台

こちらは野村ユニソン株式会社様の一押し製品。発売以来大好評の配線が絡まらない「ロータリージョイント」を使用した天吊り式の協働ロボットです。

 

今回は架台内3面に部品を整列させOリング挿入・ベアリング圧入・ねじ締めを行う『組立工程システム』をご紹介。

 

独特なロボットの動きもさることながら、大きな天吊りロボットをしっかりと支えるNICのアルミ架台は、たくさんのお客様の目をぐぐっと引き付けていました。なんといっても、豪快にロボットが動いてもビクともしませんから!(←またまた入った自画自賛スイッチ)

 

そう説明すると、お客様も「あ、ほんとだ!」「すごいね!」と、驚いてくれました(笑)

 

お馴染み、水平多関節ロボット3kg可搬以下用架台も

こちらは、昨年6月に発売開始したNICの標準品「水平多関節ロボット3kg可搬以下用架台」です。

 

 

「水平多関節ロボット3kg可搬以下用架台」

こちらは、2019年4月の名古屋機械要素技術展で初お披露目し、10月の関西機械要素技術展などでも展示しましたが、

 

今回もまたまた、エプソン販売株式会社様よりスカラロボットT3をお借りしました。

実際にロボットを動かし、アルミでも架台としての役割を十分に発揮できる「強さ」を実感していただく事が出来ました。しかも省スペース! 

 

鮮やかな黄色が目を引いたのでしょうか。多くのお客様が足を止めてくれました。イエローフレームもひときわ輝いておりました♪

寸法と剛性タイプを選択するセミオーダーロボット架台

さーて、レポート大トリを飾るのは、NIC規格品「垂直多関節ロボット用架台」がベースになっているセミオーダータイプの架台です。

 

昨年9月、ポートメッセなごやで開催されたMECT2019で初めて協賛頂いたミツテック株式会社様に今回もご協力いただきました。

 

最先端のAIやIOTを利用した画像検査装置の開発・販売を行っているミツテック様の強みを遺憾なく発揮する画期的な新製品「AI搭載 外観検査ロボット」を初公開!

 

これまで、目視でしかできなかった官能検査をAIでできるかどうかをお客様自身の目で確かめて頂きました。

 

 

「AI搭載 外観検査ロボットMAR5000i」架台

実際のデモでは、設楽焼のたぬき「ポン太くん」が特別参加!!

自ら検査対象となっていただきました。

 

可愛いポン太くんがお客様の目を引く事はもちろん、本題の「本当にAIで官能検査ができるのか??」と、興味津々のお客様が次々に足を止めてくださいました。時折響く「おおー」という声。たぶん、納得いく結果をご覧いただけたことでしょう。ポン太くんも終始嬉しそうでした。

 

葉っぱをのせてドロンしちゃいそうな「ポン太くん」

ブースの前で足を止めるお客様がいっぱい

はい。会場の熱気が蘇り熱く語ってしまいましたが、今回の展示では、3小間のブースの中に、6社のロボットを全部で8台!ロボットを搭載していない2つの架台を含めると、合計10台ものロボット架台を一堂に展示することが出来ました。

 

それもこれも快く協賛いただいた

三菱電機株式会社様

株式会社妙徳様

株式会社レステックス様

株式会社デンソーウェーブ様

野村ユニソン株式会社様

エプソン販売株式会社様

ミツテック株式会社様

(記事掲載順)

のご協力があってこそです。

 

こうやって、NICの志に共感し、ご協力いただけることに深く感謝致します。

 

これだけのロボットがブースに集結しているのは、NICのブースだけ\(^o^)/

 

と、最後にまたまた自画自賛スイッチが入ってしまいましたが、今回は見応えある展示内容をお届けできたのではないかと、思っております。

 

この日を目指して、スタッフ一丸となって、頑張ってきてよかった・・・

 

冒頭でも述べたように、今回はスペースの縮小&コロナウイルスという2つの影響が懸念されましたが、逆に目的意識の高いお客様と向き合い、対話することができました。

 

その反面、あまりの反響に説明員がまったく足りない場面もあり、せっかくロボット架台の導入をご検討している方々、十分なお話ができなかったことも多々ありました。この場を借りてお詫び申しあげます。

 

お話できなかった、または話足りなかった方は、どうぞ弊社ホームページより問合せください。

現に、展示会終了した今も、多くのお問い合わせを頂いております。順次対応しておりますので、宜しくお願いいたします<(_ _)>

 

こうして大盛況のうちに幕を閉じた2020年初の展示会。これからの私たちの役割は、

 

「NICに頼んだら、一番いい方法を提案してくれるのでは?」

「ロボット導入へ向けて相談に乗ってくれるのでは?」

 

というお客様のご要望に誠心誠意お応えすることだと、スタッフ一同、アタマで理解しただけでなく、「五感」で受け取ることができました。

 

ロボット架台の課題はNICに!

 

この志をより強く、より鮮明にできた貴重な3日間でした。

 

改めてご来場くださったお客様に改めて感謝お礼申し上げます。

そして最後まで当レポートを読んでくださった方にも、心からの感謝を申しあげます。

 

ありがとうござました!!!

 

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