「セミコン・ジャパン(SEMICON Japan) 2014」 突撃レポート!
公開日時:2014/12/16
12月3日(水)~5日(金)、東京ビッグサイトにて
「セミコン・ジャパン(SEMICON Japan) 2014」が行われました。
セミコン・ジャパンは、世界最大の半導体製造装置・材料の総合展示会。
要するに専門分野に特化したものなのですが、
NICは「装置メーカー」として出展いたしました!
今回我がブース内では、パートナー企業様とのコラボレーションを展開。
新日本空調様のご協力のもと、ブース内にクリーンブースを設置し
「微粒子可視化デモ」を行いました。
また、横河ブリッジ様の特殊技術を弊社のアルファフレームに施した
「高減衰アルミフレーム」も初お披露目となり
精密機器を取り扱う専門分野においても
十分に対応できるNICの技術力をPRさせていただきました。
お忙しい中、弊社展示ブースにお立ち寄りいただきまして、
誠に有難うございました。
改めてこの場を借りてまして、
スタッフ一同、心より御礼申し上げます m(_ _)m
今回は、海外での展示会と会期が重なり、
(詳しくは、今月の「METALEX2014 in バンコク 現地レポート」をご覧ください!)
12月3日から始まるというのに、本格的に準備が始められたのが11月中盤。
しかも、セミコンへは12年ぶりの出展です。
タイトなスケジュールながらも、スタッフ一同、
セミコンへの意気込みだけは準備過ぎるほどありました。
展示ブース本体から作らなければいけないのに、
果たして間に合うのか???(^_^;)
そんなバタバタな状態から、会期中の様子をリアルにお届けいたします♪
真新しくかっこいい真っ黒のクリーンブース
今回の目玉企画のひとつである微粒子可視化デモを行うため
新しいクリーンブースを作るところから準備は始まりました。
1小間という小さなスペース内にも設置可能な
コンパクトなクリーンブース。
色はもちろん「黒」!
クリーンな環境をよりクリアに目視できるように
全身黒にしているのですが、
シャープでカッコいいですよね(←いきなり入った自画自賛スイッチ!)
真っ黒のクリーンブースはいつ見てもかっこいい!!!
中は3~4人が入っても十分なスペースを確保。
通路側になる壁面には、モニタや広告パネルが設置できるように
フレームを取り付けました。
このクリーンブースを軸として、ブース全体を組み上げていくのですが
コーナー部の柱にも憎い演出が!
ちょっとのスペースも無駄にせず、ミニ展示台として有効活用♪
出荷前に仮組し、全体像をチェック♪
続いて、FFUやスポットライトなどの電気関係の
入念なチェックが始まりました。
明日展示会に向けて出発するっていうのに、今頃・・・?!
と、思いましたが、その辺りはさすがプロ!
しっかり仕上げてくれています。
ただひとつだけ、気がかりなことがありました。
それは、
このクリーンブースを解体せずに
トラックに積み込むことが出来るのか???
ということです。
もちろん、今回使用するトラックの最大開口寸法を
何度も確認したのですが
データと実際の違いを何度も経験してきているスタッフたち。
無事に積み込むまで、その不安が消えることはなかったのです。
トラックが到着し、再び開口寸法の確認をしたところ
(@_@;) やっぱり・・・
3センチほど開口が低く、テールゲートからの積み込みを
断念せざるを得ません。
結局ウイングを上げてもらい、サイドからフォークリフトで
積み込む事になりました。
しかーし!
展示会場で降ろす時にはフォークリフトはありません。
「あれだけ確認したのに、なんで寸法が違うんだ」
「FFUを外すと配線もやり直しだぞ」
「キャスターを外せば大丈夫か」
など意見が飛び交う中、その日出した結論は
現地の様子見て考えよう♪
何とかなるさ~♪♪
という、至ってお気楽なものでした。
それでいいのか、NIC?!
いったいどうなることやら…
東京ビッグサイトにトラック到着!
真新しいクリーンブースを載せたトラックが
会場に到着しました。
さぁ、いよいよ問題のクリーンブースを降ろす時がやって来ました!
開口ギリギリまでブースの高さを下げるにはキャスターを取り外し
足部を滑らせながら引きずりおろすしか手はありません。
天井スレスレ(-_-;)本当に大丈夫なの???
おっ、なんとか順調にイケるか・・・
と思いきや、トラックのゲート扉を固定しているボルトが
FFUの吸い込み口に当たってしまい、
スムーズにブースを引き出すことができません。
おしいっ! 実におしい!
でも、ここでくじけないのが、NICの「ものづくり魂」です。
長年、数多くの展示会に出展してきた経験と知恵と“力技”(笑)を発揮し
ゲートを下げながらブースを斜めにして引き出すという必殺技で
無事降ろすことが出来ました。
ふーっ、やれやれ。
ここまで来たら、あとは大丈夫!
全ての部材を運んで組立開始です。
進撃の巨人現る?!
クリーンブースを所定の位置に配置し、手際良くやぐらを組んでいきます。
初っぱなに大仕事を終えたせいか、スタッフたちの表情も柔らかく
いつもに増して、和やかなムード。
あれに見えるは「進撃の巨人?」
ふいにブースの後ろから突如現れた、あの巨体は…まさか!!
「進撃の巨人」???
ひゃ~っ 食べられちゃぅ~ 助けてぇ~ (/ロ゜)/
な~んて楽しそうに作業しているのは、
東京営業所若手社員の「ノッポジージョ」と
富山からの助っ人「ぶーみん」でした♪
そんなコントもまじえながら順調に作業は進み、
展示ブースは98%完成!
あとは新日本空調様の「微粒子可視化システム」を設置してもらい、
全体のレイアウトを見ながら、細かな展示品を並べて開場を待つのみです♪
98%完成♪
良い感じに仕上がりました(*^_^*)
いよいよセミコン ジャパン2014の開場です!
新しいスタッフジャンパーを身にまとい、
お客様をお出迎えする体制は整いました!
開場から15分くらいで、あっという間にブースの中がお客様でいっぱいに♪
幸先良いスタートとなりました (^o^)v
興味津々のお客様でいっぱい♪
と、思っていたのですが、その後は閑古鳥が鳴いてる状態に・・・
それもそのはず、今回の出展場所はメインから外れた超隅っこ。
“こんなところに”出展しているとは気づかないような
場所だったからです(-_-;)
このブログに「こんなところにアルミフレーム」というコーナーが
ありますが、急遽出展を決めたので仕方のないこととはいえ、
まさかセミコンのブースそのものが、
「こんなところに」になるなんて・・・(涙)
NICを探せ!ヒントは左端(-_-;)
またまたしかーーしっ!
そんなことでへこたれるNICスタッフではありません!
急遽
「NICブースでは微粒子可視化デモを行っておりま~す♪」と
威勢良く呼び込み始める「パンパンマン」登場!!
斜めから撮影したため、写真ではスリムに見えちゃいますが
実際のところ、お医者様から食事制限されているにも関わらず
机の一番下の引き出しは食品庫化している「パンパンマン」なのでした(^_^;)
NICの救世主「パンパンマン」登場!
パンパンマンの声に驚いた閑古鳥はどこかに飛び立っていき、
代わりにお客様が、どんどんやって来るではありませんか!
あ、あっちからも!
あ、こっちからも!
パンパンマンのおかげで、NICブースは再びにぎわいを取り戻しました。
可視化の様子が映し出されたモニタを見つめながら
多くの方がクリーンブースに興味を持たれたようでした。
そんなお客様たちに対して
我々スタッフの説明も、一層熱が入ります。
実際にコンタミが滞留している様子や
クリーンブース内の気流の動きを目の当たりにしつつの説明は、
お客様の理解度も反応も、それはそれは素晴らしく
「やっぱりLIVEってスゴい!」と
肌で感じることができました。
そんな臨場感溢れる説明の甲斐あって
「自社で取り扱いたいので後日連絡してほしい」
「コンタミゼロ目指しているので、全部まとめて頼めるのは良い」
など、今後に繋がるお言葉をいただきました!
さらに、専門分野の展示会という事もあり、
振動にデリケートな精密機器を取り扱われているお客様も多く、
タイムタクトや計測精度の向上が実現できる
高減衰アルミフレームに興味を持たれるお客様も
たくさんいらっしゃいました。
そんなお客様には、より詳しい説明を聞いていただくため
開発元である横河ブリッジ様の出展ブースへとご案内♪
スチール溶接構造と同等の剛性を確保しつつ、
高減衰化を実現した「高減衰アルミフレーム」の出現で、
今後ますますアルミ化が進んでいくこと間違いなし!
と、明るい未来が見えた3日間でした。
今年初の寒波到来・・・
あっという間に時は過ぎ、最終日がやって来ました。
いつもより早い17:00の閉場時間を迎え、急いで撤収開始!
なぜなら、今年最大の寒波到来ということで
富山は雪が積り始めているという情報が・・・
雪がひどくなったら、高速道路が通行止めになるかも。
そうなる前に一刻も早く出発するんだ! と、
急ピッチでブース解体作業をする中、
悲しそうな顔で走って来る、一人のスタッフの姿が・・・
誰かと思ったら、東京事務所のSAT(サット)くんでは
ありませんか。
一体何事かと思ったら、なんと!
近くに停めていた社有車から工具備品を取出そうとした際に
ズボンのお尻が「ビリッ!」っと裂けちゃったんだそうです。
SAT、災難でした!(笑)
ネーミングだけは、かっこよくしておいたから
許してねSAT(^_^;)
そんなアクシデントがありつつも、
トラックへの搬入は意外にもスムーズ完了。
なぜなら、積み込む前からFFUを取り外し、
キャスター移動していたからです。
状況に応じて、最善策で作業を進めていく姿には
さすがプロ軍団!と、改めて関心してしまいました。
何とか予定より早く出発できたものの、
予想通り、山越えは大変でした。
雪が車に向かって降ってくる~(+o+)
前が見えない程の吹雪と、圧雪していく路面にハンドルを取られながらも
車内では、会期中の出来事を熱く歌い(?)ながら楽しい時間を過ごし
みんな無事に富山に到着することが出来ました。
ということで、準備から撤収まで、
激動の数日間を一気にご紹介してまいりましたが、
今回の出展は、いつにも増して“明るい未来の手ごたえ”を
感じることができました。
NIC独自の技術とサービスをもっともっと定着させ、
お客様一人ひとりにあったサービスをご提案して行きたい!
そして、次回お会いする時には、今まで以上に信頼される存在になっていたい!
そんな想いを胸に、これからも日々挑戦し続けていきます!!
皆さまと再びお会いできる日を楽しみにしています。
最後にもう一度、感謝の思いを込めまして…
たくさんの方にご来場いただき、
誠にありがとうございました! <m(__)m>
<おしまい>