【Q&A vol.128】安全柵の出入口をスライド扉にしたい 開口部の上下にフレーム梁を入れない方法はありますか?

公開日時:2023/11/29

【Q】安全柵の出入口をスライド扉にしたい。開口部の上下にフレーム梁を入れない方法はありますか?

安全柵の製作を考えているのですが、ワークサイズが幅、高さ共に2000mm程度あり、
出入口をスライド扉式で開閉させたいです。


開口部の上下にフレーム梁は極力避けたいのですが、何か良い方法はありますでしょうか?

【A】LMガイド、スライドレールなどを使用することで製作可能です

お問い合わせありがとうございます。

 

開口部の上下にフレームの梁を配置できない場合、LMガイド、スライドレールなどを使用することで製作可能です。

 

●パターン1(しっかりタイプ)

LMガイドを使用することで、扉を浮かすことができます。

まず、扉の上部と下部に計2本のレールを設置します。

 

扉の自重を受けられるほどの剛性の高いフレームを使用する必要が出て来ますが、
扉の自重の垂直荷重、人が扉を押した際の水平荷重を共に受けることが可能です。


扉の大きさや考慮したい水平荷重によって必要なLMガイドの強度が変わってきますので、
条件に合わせて検討が必要です。

上に梁を設置できず、床がグレーチングなどでキャスターも走れない場合などに有効です。

 

●パターン2(上の梁が許される場合)

上部に梁を設置できるが、床がグレーチングなどでキャスター等は設置できない場合、
当社のレールフレーム(AFRS-3060B)を使用することで、扉を浮かすことが可能です。


販売寸法は15~4,000mmですが、レールをジョイントして延長できますので、
大開口でも対応可能です。

●パターン3(キャスターが設置できる場合)

上部に梁は設置したくないが、床の状態は良好なのでキャスターを設置できる場合は、
キャスターとガイドレールを組み合わせます。

 

扉に必要な数のキャスターを設置することで、扉の自重による垂直荷重はキャスターで受けるため、
人が扉を押す水平荷重のみを考慮してレールの選定が可能です。

 

人が押す力を何Nまで考慮するかで選定が変わりますが、廉価なレールで対応が可能になります。

 

その他、お悩みの条件等ございましたら、お気軽にご相談下さい。

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