【Q&A】No.4 強度計算などは行ってもらえるのでしょうか?
公開日時:2013/07/25
【Q】強度計算などは行ってもらえるのでしょうか?
社内試験で使用する装置架台にアルファフレームが使えるのではないかと検討しています。
往復動作する軸もあり、剛性が気になるところなのですが、強度計算などは行ってもらえるのでしょうか。
【A】はい。マニュアル計算の他に、構造解析したうえでご提案しております。
簡単なものはマニュアル計算でお答えするものもありますが、構造解析したうえでご提案するという事も行っております。構造体として荷重がかかるものの変位や応力を解析して、剛性が不足しているところ、過剰なところを最適化する事で要求仕様を満たすのみではなくコストダウンを実現した例も多くあります。
アルファフレーム構造解析
具体的には、積載されるものの質量とその位置、動作するものがある場合はその質量と位置に加えてその動作時の加速度をご指示いただき、静荷重に換算して条件を与えます。
ビームとして剛接合で解析いたしますが、応力が高い位置においては局所的にFEMにて解析する事もあります。
事例としては以下の3パターンが多いです。
1) 静荷重として積載されるもの
各所の変位や応力安全率から構造体として要求仕様を満たすか検討。
2) ロボットなど動作するもの
質量と加速度の積を静荷重として与えて変位や応力安全率を検討いたします。
動解析ではありませんので振動(変位)の収束時間などはわかりません。
3) 構造物の耐震性
耐震性となると荷重のみではなくその周波数と構造体の固有振動数も議論する必要がありますが、参考として水平方向(X,Yの2方向)に指定の加速度(500gal~600galが多いです)が加わったとしてそれを静荷重に換算して変位と応力安全率を検討します。
それぞれ理論値ですので保障するものではありませんが、ご利用いただいたお客様からは狙い通りのものが出来たとのお声をいただいております。
大型の構造物や、数量の多いものなどは、このような手間を掛けても設計を最適化し、コストダウン出来る例が多くあります。
まずはお問い合わせいただければと思います。
以上