【Q&A vol.13】フィルターのメンテナンス方法などについて教えてください

公開日時:2014/04/22

【Q】クリーンブースのフィルター交換の目安などを教えてください


今回クリーンブースを導入しました。

フィルターの標準的な交換頻度や、メンテナンス方法について教えてください。

今回購入したクリーンブースに付属しているフィルターは下記の通りです。

・薄型フィルターファンユニット(FFU) 型式:NFM-A1S

・プレフィルター

 

【A】フィルター交換の頻度は、ご使用環境により異なります


 

クリーンブースを導入いただき誠にありがとうございます。

 

FFUを使用していく過程において、フィルターの目詰まりが発生し、風量(風速)が低下していきます。

そうなるとクリーン度が保てなくなるわけですが、その程度はご使用の用途、要求クリーン度で個別に違いがあります。

この限界については、個々に使用側で決定する必要があります。

 

フィルター交換の頻度は、空気中の塵埃量やフィルターの厚さ、処理数量(風速)によって変わります。

つまり使用環境により異なります。

 

それでは、当社が推奨する「交換目安」について、ご説明いたしましょう。

 

HEPAフィルターの交換目安


 

HEPAフィルター(「High Efficiency Particulate Air Filter」)は、空気中に含まれる微細なホコリを取り除くために利用する高性能のフィルターです。

FFUより取り外さないと目視できませんが、外して目視したからといって交換目安が分かるものではありません。

清浄度ISO-7(FED-STD-209DではClass10,000)の中でプレフィルター無しでHEPAフィルターを使用した場合にその寿命は28年と言う報告もありますが、一般環境で同等の使い方をすると半年も持ちません。

また吸入空気にオイルミストなどがある場合にはさらに寿命は短くなります。

ですから一般環境で使用する場合は、必ずプレフィルターを取り付けるを推奨しています。

FFUの吸い込み口にプレフィルターを装着する事で、HEPAフィルターの寿命をのばします。※プレフィルター取付時は、風量が約10%減少します。

 

一般環境においての交換目安は、差圧計による確認が望ましいです。

差圧計を取付けてご購入頂いた場合には、「差圧」により交換目安が分かります。
FFUを設置した初期指示値から、+80paになった時が交換目安です。

初期設置時に零点設定器にて「0値」に設定すると、より分かりやすくなります。

 

差圧計

 

また差圧計取付無の場合は、出口風速を計測し風量の数値で交換目安を判断します。

今回ご購入いただいた製品(NFM-A1S)においては、

新品時の風量(風量強)11㎥/minから約7.3㎥/minとなった時を持って
寿命と判断しています。

計測が不可能な場合は、1年に1回の交換を推奨します。

 

 

HEPAフィルターの交換方法


 

1)フィルター枠(吹出側)に取り付けてあるパッキンシールまたはキャップを取り外し、穴にドライバーを差し込み取付ネジを外します。ネジを外すとフィルターが落下しますので、必ずフィルター枠を支えながら作業を行ってください。

2)フィルター取り外し後、新しいフィルターを取り外しと逆の手順で、取付けネジで確実に取り付け、キャップを取り付けます。

 

フィルター

 

【交換時の注意】

フィルターの「ろ材」は非常に傷つきやすく、指先で触れただけでも破損することがあります。ろ材には触れない様フィルター枠を持って取り扱ってください。

また、吹出し面(ラス網)を押すなど力を加えることも、ろ材の破損の原因になりますのでご注意ください。

 

プレフィルターの交換目安


 

プレフィルターは汚れの状態が目視できますので、黒くなり目詰まりが起こりましたら掃除機吸引によるゴミ除去か、中性洗剤で水洗いしてください。洗った後は陰干しによる乾燥を行って下さい。

※水洗いは、2~3回が限度です。

2~3ヶ月に1回の掃除をしていただき、1年に1回の交換を推奨します。

 

プレフィルターの交換方法


 

1)下図取付方法に示す要領でプレフィルター取付部(伸縮部)がファンガードに沿うように取り付けてください。取付完了後の図のように本体上面部分にスカート部が全周沿うように取り付けてください。

2)プレフィルターが運動部分(ファン)に接触していないか十分確認してください。

プレフィルター

 

 

 

最初にご説明しましたが、フィルター交換の目安は使用環境によって異なります。

要求されるクリーン度・用途により適切に交換する事が必要です。フィルターはクリーン度における重要な要素なので、定期的にチェックしてください。

 

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