【Q&A】No.11 アルファフレームは静電気対策ができますか?
公開日時:2014/02/25
【Q】アルファフレームは静電気対策ができますか?
アルファフレームを鉄鋼フレームへ搭載し、鉄鋼フレームはアンカーボルトにて地面へ固定します。
アルファフレームへアースして、静電気対策ができるでしょうか?
【A】はい。締結部品により静電気対策は可能です。
ご質問ありがとうございます。
結論から申し上げますと、静電気対策は締結部品により可能です。
アルファフレームの表面は陽極酸化複合被膜処理(アルマイトの上にアクリルコーティング)してあり、表面抵抗値は1016Ωレベルで絶縁です。
アルファフレームへアースして、静電気対策をする場合は、
鋼鉄フレームを止めるボルトに使用するナットの選択が大切になります。
弊社が推奨するのは、アースナットNSMEシリーズです。
このシリーズのナット座面には突起があり、
締結によりアルファフレーム表面の被膜を破って通電させます。
また、鉄鋼フレームへの接続は、スチールブラケット(BLSMシリーズなど)
または表面処理無のアルミブラケットが望ましいです。
赤枠が推奨ブラケットです。
アルミブラケットの多くはアクリルコーティングはありませんが、アルマイト処理してあるため、その表面抵抗値は1010Ω前後であり導電とは言えません。
ただし、その膜厚は数μmなので実際にボルト締結すると、その膜がつぶれて絶縁破壊したり、ひっかき傷などで検査すると通電している事もありますが、確実なものではないので
上述のようにスチールブラケットまたは処理なしのアルミブラケットを推奨します。