【Q&A vol.139】M5シリーズのフレームを使用するのに適した用途があるのでしょうか?
公開日時:2024/10/30
【Q】M5シリーズのフレームを使用するのに適した用途があるのでしょうか?
M5シリーズを販売されてますが、M4シリーズとフレームサイズが同じなのにナットサイズが違うということは、
M4シリーズよりM5シリーズを使用するのに適した用途があるのでしょうか?
【A】M4フレームのサイズを上げずに接続部分の強度を増す必要がある場合にM5フレームを使用します。
ご質問ありがとうございます。
M4フレームのサイズを上げずに接続部分の強度を増す必要がある場合に、M5フレームを使用します。
M4シリーズで製作するユニットはサイズの小さいもの、荷重があまり掛からないものがほとんどですが、
どうしてもフレームサイズが上げれない場合にM4ボルトで締結するよりも、M5ボルトで締結した方が
ボルト軸力が上がるので、滑りに対する抵抗が増します。
また、溝の破壊(引張時の曲げ)に対する抗力も強いです。
ただし、フレーム自体の剛性はM4フレームの方が強いです。
溝形状の違いにより、断面二次モーメントの数値はM4フレームの方が高くなります。
端面タップについては、両方ともM4サイズなので、ザグリ締結の場合は差がありません。
ボルトサイズが変わる為、専用のブラケットやアクセサリーがありますが、
一部製品を除きM4シリーズのブラケットやアクセサリーが適合します。