【Q&A vol.61】アルファフレームのナット溝に、一般の六角ナットは使用できるのでしょうか?

公開日時:2018/04/23

【Q】アルファフレームのナット溝に、一般の六角ナットは使用できるのでしょうか?

NICのアルファフレームに、一般の六角ナットは使えますか?

【A】一般の六角ナットは使用不可です。

ご質問ありがとうございます。

 

一般の六角ナットは使用できませんので、当社の専用ナットを使用してください。

 

使用不可の理由は以下になります。

  •  M4シリーズではナット溝幅が8.3mmに対し、六角ナットの2面幅は7mm、六角頂点で約8mmなので、回転してしまい固定できません。

 

  • M6シリーズではナット溝幅10.3mmに対し、六角ナットの2面幅は10mm、六角頂点で約11.5mmなので、締付はできるのですが、接触面積が小さく許容面圧を越えるため、溝内で陥没が起こりボルトの緩みを招きます。

 

  • M8シリーズではナット溝幅14mmに対し、六角ナットの2面幅は13mm、六角頂点で約15mmなので、引っかかりはしますが、強く締めると溝内が変形してナットが回ってしまう可能性があるとともに、仮に締付出来てもM6同様、許容面圧を越えるためボルトの緩みを招きます。

 

  • H10シリーズではM10六角ナットは入りますが、半円形状の溝であり幅方向の規制がないので、ナットが回転してしまい固定できません。

 

 

T溝詳細図

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