ゆかいな仲間の気ままにトーク♪ エプソン チームラボボーダレス 〜境界なき幻想的な世界〜
公開日時:2025/01/29
みなさん、こんにちは。
今月からコーナータイトルが「アルファ博士とゆかいな仲間たちの気ままにトーク♪」に変わりました。
博士のトークがあまりにも楽しそうなので、「私たちも気ままに語りた〜〜い!」「仲間に入れて〜〜♪」と、“ゆかいな仲間たち”が名乗りをあげたのです。
もちろん博士は即OK! 「みんなで語れば、もっと楽しくなるぞ〜〜」と、喜んでくれました(^-^)v
これからは気ままに語る仲間たちが増えた分、バラエティーに飛んだ内容のコラムをお届けできると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>
さて、今回は、あるっちゃが「ど〜してもご紹介したい場所があるっちゃ!!」ということで、博士には「見守り係」をお願いして(笑)、あるっちゃ初の単独レポートをお届けいたします。
それでは、さっそく。
あるっちゃが感動した素敵な世界をご紹介いたしま〜〜す。
日本一の超高層ビル『麻布台ヒルズ森JPタワー』♪
今回訪れたのは、東京都港区麻布台一丁目・虎ノ門五丁目・六本木三丁目に所在する
大規模複合施設『麻布台ヒルズ』です。
神谷町駅構内からも入れるのですが、そうとは知らず地上に出て辺りを眺めると、
空に向かってそびえ立つ2棟の超高層ビルが見えました。
手前の高い方が「麻布台ヒルズ森JPタワー」です。
地上64階、地下5階建てで、高さはなんと330m!!
大阪市阿倍野区の「あべのハルカス」の300メートルを抜いて、現在日本で一番高いビルです。
この麻布台ヒルズ森JPタワーを中心に、森ビルが30年の時をかけて市街地再開発を完成させた
壮大な事業が「麻布台ヒルズ」になります。
その広さは約8ヘクタール(東京ドームおよそ1.7個分)。
“緑に包まれ、人と人をつなぐ「広場」のような街 - Modern Urban Village -”をコンセプトに、
広大な中央広場をはじめ、店舗・ホテル・レジデンス・オフィス・ミュージアム・学校・病院など
多様な都市機能を融合させ、2023年11月に新たな街として都心の真ん中に誕生しました。
波打つような曲線フォルムの建物は、世界が最も注目するデザイン集団のひとつ、イギリス人デザイナー、トーマス・ヘザウィック氏が率いる「ヘザウィック・スタジオ」がデザインしたものです。
トーマス・ヘザウィック氏といえば、ロンドンオリンピックの聖火台をデザインしたことでも有名ですね。
その他、偉大な建築家でもあるシーザー・ペリ氏が創業した「ペリ・クラーク・アンド・パートナーズ」や、スイスのタイラー・ブリュレ氏、日本の藤本壮介氏など、世界中の超一流建築家・デザイナーが結集し、それぞれの個性を一つにまとめあげて作られた街は、スペシャルな美術館のようです。
だからなのか、中央広場と森JPタワーには、パブリックアートが設けられており、奈良美智氏、曽根裕氏、ジャン・ワン氏、オラファー・エリアソン氏といった世界的なアーティストの作品が並び、自由に鑑賞できるそうです。
残念ながら今回は時間が足りず、じっくり観ることが出来なかったので、今度は博士と一緒に訪れて、いろんな雑学を聞きながら鑑賞するという、新たな野望が生まれました。
今回の目的地 〜エプソン チームラボボーダレス〜 !!
さて、この麻布台ヒルズのガーデンプラザB 地下1階に、今回の目的地である
「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」があります。
エプソン チームラボボーダレスは、その名の通り、プロジェクターのリーディングカンパニーとして高いプロジェクション技術をもつ「EPSON」と、最新のテクノロジーを活用したシステムやデジタルコンテンツの開発を行う「チームラボ」が創造するデジタルアートミュージアムです。
2024年2月に麻布台ヒルズの完成に伴い、東京のお台場から、ここ麻布台ヒルズに移転、開館されました。
お台場時代から人気が高く、2019年には単一アート・グループとして、世界で最も来館者が多い美術館として、ギネス世界記録に認定!
麻布台ヒルズに移転オープンしてからも、たった8カ月で来場者数100万人を突破するほど、世界各国から大注目&大人気のミュージアムなのです。
お台場にあった時からずっと行きたくて、幾度と計画していたのですがなかなかチャンスがなく・・・。そんな思いを知ってか知らずか、ひょんな事から素敵なご縁がとんとん拍子に繋がって、ご招待券があるちゃの手に!!
こんなことってあるんですね。
これは絶対に行く運命!、いや使命と感じました。
ちなみに、チケットは入場日によって価格が異なり、入場時間指定であれば3,600円〜5,200円ですが
時間指定なしで好きな時に入場できるチケットは、12,000円となります。
どちらも滞在時間は無制限です。
それでは早速、頂いたチケットを手に、入場しましょう。
チームラボのベースとなる思いが込められたエントランス
エントランスでは大きなチームラボボーダレスの大きなロゴが出迎えてくれます。
迫力があって素敵だなぁと感じながら写真を撮ってみると、何とも不思議、
「teamLab Borderless」の文字が空間に浮き上がって見えるのです。
これは、「人間はレンズのように世界を見ていない」ということを表現しています。
チームラボでは、人間はこの世界をどう認識しているか、認識と身体がどのように関わるのかを知りたいと思ったことがきっかけで、レンズや透視図法とは違った、空間の平面化の論理を模索したそうです。
この浮き上がるロゴも、チームラボが計算尽くした素晴らしいアート作品です。
あるっちゃが行った時間は平日の夕方でしたが、多くの外国人観光客が列をなしていました。オトナはもちろん、小さなお子さんや若者もたくさんいて、まさにボーダレスだなぁと、入る前から期待が膨らむあるちゃです。
ここでプチ情報。入り口手前には、来場者用の無料ロッカーがあり、大きな手荷物や上着などを預けられます。できるだけここに荷物を預けて、身軽になってから入場されることをお勧めします。特に両手をフリーにしておくことは重要ポイント。それは続きを読んでいただければわかると思います(^-^)v
ちなみに気の早いあるっちゃは、館内の有料ロッカーに荷物を入れて向かったので、事前に調べておけばと少し後悔しましたが、これからどんな感動が待っているかと思うと、ワクワクする気持ちの方が先に立ち、足早にゲートへ向かいました。
境界なく連続する1つの世界の中で、さまよい、探索し、発見する
ゲートを通り抜けると、一旦真っ暗な広い部屋に入り、注意事項を動画で確認します。
壁一面のモニタに映し出されたのは、チームラボのコンセプトである「さまよい、探索し、発見する」という、心に刺さる3つのワード。
暗闇に文字が浮かび上がるこのシチュエーションだけで、既に「さまよってる感」を味わうことができます。
チームラボボーダレスは、境界のないアート群による「地図のないミュージアム」で、順路も説明もありません。
(後から分かったのですが、専用アプリを入れると館内の説明が見られるようです。)
境界のないアートに身体ごと没入し、さまよい、意思のある身体で探索し、他者と共に世界を創り、発見していく。
そんな不思議な世界に、さっそく足を踏み入れてみましょう。
壁も床も、見渡す限り光のアート!!
薄暗い階段を慎重に下りていくと、まず最初に目に飛び込んできたのは、360度見渡す限りの空間を自由に飛び回る光の蝶たち!
想像を絶するあまりの美しさと迫力に、ただただ「きれーーーい!」「すごーーーい!」を連発するばかり。
写真を撮るのも忘れて、しばらく見入っていました。
こちらが最初に撮った1枚です。かなりブレていますが、どれほどの衝撃だったか、少しは伝わったでしょうか(笑)
チームラボボーダレスの中は、写真や動画撮影はすべてOK。ただしフラッシュ撮影は不可となっています。
壁も床も、見渡す限り光のアート!!
蝶々たちに誘われるように、ゆっくりゆっくり進んでいくと、次に目の前に現れたのは、360度広がる彼岸花!
「息を呑む」というのは、 まさにことのことなのでしょう。圧倒的な美しさに、言葉が出てきません。
色とりどりの菊の花も開き、「和」を感じる空間に、しばし酔いしれました。
ふと周りを見回すと。自分や他の人の洋服に映し出される映像も、なんとも不思議な効果を醸し出していることに気がつきました。
光のアートの中に映る自分の姿が作品の中に溶け込み、中の人も含めて一つの作品なんですね。なんという発想! そしてそれを実現できる技術力がスゴすぎます!
そして、ひまわりに包まれる
光のアートは刻一刻と姿を変え、次に現れたのは、目眩がするほど美しいひまわり畑!
壁はもちろん床にまで、大量のひまわりが咲き誇っています。
音と光とに合わせて、次から次へと変わりゆく光景は、ただただ圧巻。
一体どうなってるの??? と、考えようとしても思考は停止状態で、自分はひまわりを見ているのか、それともひまわりに見られているのか、もしくは自分がひまわりなのか、それすらもよくわからなくなってきます。
動きのない写真だと、この感動は伝わりにくいと思いますが、本当に異空間にいるというか、アートの中に入り込んだというか・・・。
語彙力がなくて涙が出ますが、本当に『凄い!』の一言に尽きるのです!
しばし、一期一会のシャッターチャンスをご覧ください
自分の目で見た映像は、今も脳裏に焼き付いておりますが、動くアートはまるで生き物のようでなかなかうまく撮影する事ができず殆どが動画でした(笑)
そんな中から、渾身のシャッターチャンスを引っ張り出してみました。
デジタルアートの水族館『スケッチオーシャン』
色んな部屋がありますが、中でもエプソンの技術を目の当たりにできるのが、こちらのデジタルアート水族館『スケッチオーシャン』です。
ここでは、自分で書いた魚たちをスキャンして壁の海に泳がすことが出来ます。
海に出てきた魚を手で触ろうとすると逃げたり泣いたりし、海の中にあるエサ袋をタッチすると魚たちが集まってくるようになっていました。
そして、海の魚たちは部屋を飛び出し、次なる世界に移動していきます。
また違う場所で自分の書いたお魚たちに遭遇するかもといった探求心が芽生える、大人も子供も性別も関係なく、楽しめる素敵な空間でした。
全ての五感で楽しむアート
人は情報の7〜8割を視覚から得ていると言われていますが、このミュージアムでは、アートに合わせて花の香りやお香の様な香りが漂います。
また、鳥や動物の声や風などもうまく使い、よりリアルにアートの中に人間が溶け込んでいるような感覚にさせてくれます。
ここらで一服・・・なのですが!?!
館内には、『EN TEA HOUSE - 幻花亭』という、とっても幻想的な茶房がありました。
たくさん歩いて喉も渇いたので、ちょっと一休み・・・と軽い気持ちで入ってみたら、思いもよらぬとんでもないサプライズが待っていました。
こちらのティーハウスのコンセプトは、「小さきものの中にある無限の宇宙に咲く花々」です。
席に着くと、何も入っていない器が出され、そこにお茶を注ぎ入れると・・・?!
何とも不思議。
お茶の中にお花が咲き始めたではありませんか!
たっぷりとお茶がある間は、大輪の花が咲き誇りますが、お茶の量に合わせて違う花が咲き、花自体も小さくなっていきました。
そして最後までお茶を飲み干すと同時に、花も消えていきます。
どこか寂しさを感じつつも、このはかなさまでもがアートなのだと、妙に腑に落ちたあるっちゃでした。
それにしても、お茶をどうやって認識して映像を映し出しているのかと、頭の中は「?」でいっぱい。こんな時、博士が一緒だったら詳しく説明してくれただろうなぁ・・・と、博士のありがたさを感じた瞬間でもありました。次はご一緒しましょうね!
ということで、あるっちゃ初の気ままにアートをめぐる旅のレポートはいかがでしたか?
滞在時間は2時間半ほどでしたが、そんなに時間が経っている感じがまったくしないほど楽しい体験でした。後日、いろんな記事を読むと、「2〜3時間はあっという間」という意見が多数でしたので、訪れる際にはぜひ時間に余裕を持って、楽しまれると良いと思います。
また、当日は大満足の中でミュージアムを後にしたのですが、改めて後日調べてみると、行き着けなかった部屋があったことがわかりました。
くー、これは悔やまれる! できれば全部、この目で見たかった!
と、ひとしきり反省したあるっちゃでしたが、そもそものコンセプトが「地図のないミュージアム」です。迷子になりつつも、何が出てくるかわからないワクワクドキドキを思いっきり味わうことができましたので、これ以上の幸せはありません。
本当に不思議で貴重な冒険でした。ありがとうございました。
ただ、チームラボボーダレスの作品は、季節を取り入れて変化しているそうですし、素敵なレビュー写真もネットにたくさん公開されています。
お目当ての景色を見逃さないようにするためにも、次回は「チームラボガイドアプリ」という宝の地図を駆使して、また別の楽しみ方ににも挑戦してみたいと思っています。博士、案内役はお任せくださいね!
最後になりますが、このような不思議な冒険の旅へご招待いただき、本当にありがとうございました。
あいにくの語彙力と暗闇写真のテク不足で、うまく伝えられなかったところも多々あると思いますが、「こんな世界があったのか!!」と、たくさんの感動と刺激をいただきました。
このコラムを読んで、ピン!とくるものがあった方は、ぜひ、実際に不思議なアートの世界に足を踏み入れ、アートと一体化する体験をしてみてください。そして大いに語り合いましょう!
以上、あるっちゃの気ままにトークでした!
最後まで読んでくれてありがとうちゃ♪