第44話 アルファフレーム東海(東海営業所)本格始動!
公開日時:2022/08/18
前号までのお話
前回フォーカスしたのは「社員の拠点」となる住まい選び。東海エリア進出のための「拠点探し」は相変わらず難航続きでしたが、こちらは驚くほどあっさりと、実にスムーズに物事が進んでいきました。
部屋選びはまさに即決。その後も仲間たちの手により、みるみるうちに快適な住空間が作られていきます。これぞNICのものづくりの本領発揮! こうして愛知県は小牧市に、住まい兼事務所の「一人拠点」が誕生し、社員Sによる本格的な愛知・東海エリアへの営業活動が、2010年7月より開始されました。
そして一人で頑張った結果が見を結び、いよいよ一人では手が回らなくなってきた頃、時は熟したとばかりに、ようやく良い物件に巡り会うことができます。小牧市から刈谷市へと場所を変え、ついに「アルファフレーム東海(東海営業所)」は船出の時を迎えます。乗組員は社員Sの他に新たなメンバー2人の3人。このチームでまだ見ぬ大海原へと漕ぎ出したのです。
アルファフレーム東海(東海営業所)本格始動!
2012年8月、約2年の準備期間を費やし、正式にアルファフレーム東海(東海営業所)がスタートしました。社員S一人の時代は、アルファフレームの営業が中心となった活動でしたが、頼もしい2人のスターティングメンバーが加わったことにより、従来の営業に加え、装置設計にまで幅を広げることができるようになってきました。
東海エリアといえば皆様もご存知の通り、大手自動車メーカーを筆頭にものづくりが盛んなエリア。そこにアルミフレームはもちろん、装置メーカーとしてお役に立てることは、NICの掲げていた目標のひとつでもありました。
また、新拠点刈谷市は、ものづくりエリアへのアクセスが良く、お客様からの問い合わせやご相談などにもフットワークも軽く対応できるという大きなメリットもありました。
こちらからもお伺いしやすいのはもちろんでしたが、有難いことに、次第にお客様からもお声がかかる回数が多くなっていったのです。
徐々にではありましたが、撃てば響くような関係が築けている・・・。
そんな確かな手応えを感じながら、「チーム東海」の3名、力を合わせて前へ前へと進んでいきました。
チーム東海に新たなメンバーが加わる
晴天続きではありませんでしたが、概ね順調な滑り出しができたアルファフレーム東海。初年度中に1名、さらに、初めて迎える新年度にもう1名と、短期間のうちに2名の新メンバーが加わりました。
両名ともNICにとって初めての現地採用。地元愛知県民が正式にNICのメンバーとなったのです。
2013年4月から富山の設計部よりチーム東海に加わったのが、現愛知事業所のAさん。当ブログの「こんなところにアルミフレーム」のコーナーに何度か登場している「わーい」といえばピンとくる方もいらっしゃるかもしれません。今では愛知事業所の「ものづくりの仕掛け人」として、持ち前の発想力と行動力で、NICらしいオリジナルアイテムをたくさん形にしてくれておりますが、その最初の一歩は焼肉屋の隣の小さな事務所、アルファフレーム東海から始まったのです。
刈谷から鳴海へ ついに念願の工場が!!
願えば叶う。よく聞く言葉ではありますが、東海チームはそれを身を持って体験することになります。
ある金曜日の午後のことです。突然「工場建設が可能な良い物件が出た!」という情報を入手します。これも地場に根ざし、実績をつんだからこそ入手できた情報です。
こんな良い出物は滅多にないと直感したチーム東海メンバーは、早速行動に移します。すでに午後も遅い時間になっていましたが、まずは現地を見ようと、目的の地に駆けつけます。そこは愛知県名古屋市緑区鳴海町。刈谷の事務所からは車で30~40分の場所にありました。
現地に到着したメンバーは「名古屋市内によくこんな場所が・・・」と驚くほどの好条件。紹介してくれた方も、こんな物件は滅多に出ないだろうとお墨付きをくれました。
良いと思ったら即行動に移すのが、NICのものづくり魂です。ここでもその魂の直感に素直に従い、即座に上司に連絡。翌日の土曜日に富山からやってきて、“秒速”での決定となりました。
これで念願の工場が持てる! 東海エリア初の工場が!
まるで映像の早送りを見ているかのようなスピード感で、こうして決まった新たな拠点。さぁて、このあと「チーム東海」はどんなドラマを繰り広げるのか? 続きは次回のお楽しみということで。
<つづく>