愛知事業所レポート【オフィス探訪編】
公開日時:2020/01/29
2019年10月15日から本格稼働した新・愛知事業所。前回【大人の工場見学編】と称して、新工場の中をご紹介いたしました。
続きまして今回は、オフィスの中をご案内いたしま〜す♪
まずはエントランスから
ここから案内係がバトンタッチ。新事務所内のデザインと、インテリア一式を担当した『ワーイ』こと、
明元副所長が、オフィス内を案内してくれました。
工場からオフィスへは中から行けるのですが、「せっかくなので・・・」と、一度と外に出て、取材班一同、改めて玄関から入り直しました(笑) でも、こういうことって、案外大事ですよね。
玄関を入ると、出迎えてくれているのは、どれもNICオリジナルのアルミグッズではありませんか。
おおーっ! 傘立ても、電話台も、オシャレでスタイリッシュ!(←早くも出ました、自画自賛モード!)
そして、ご覧ください。傘立てに立っているのは、お客様用の傘なのですが「単なるビニール傘ではNICの美学に反する!」と、わざわざ「アルミ色」の傘を探したという徹底ぶりです。
この細部へのこだわりこそ、NIC魂。ものづくりとおもてなし精神に溢れるエントランスです。
エントランスの中に入ると、白を基調にしたロビーに「赤と黒」の打ち合わせテーブルが置いてあります。もちろんこちらもブラックフレームを使ったNICオリジナル。後ろの方から「かっこいい〜」という小さな声を聞き逃しませんでした。そうなんです。かっこいんです!
メインフロアである2階へと続く階段の手すりは、黒の中に赤の差し色が映えるモダンジャパネスク。ここも電話台と同じ、アルファフレームのブラックフレームを使って作っています。
あれ? この景色、どこかで見たような・・・ ? そんな風に感じたあなたは、さすがのNICツウ!(笑) そうなんです。立山事業所のエントランスと敢えて同じデザインにしているんです。いうなればこの雰囲気が「NICの新しい顔」でもあるんですね。
ワークンが迎える会議室
階段を上ったところにあるのが、メイン会議室。中央には存在感たっぷりなガラステーブルが置かれています。ここも立山事業所の雰囲気に揃えて作ったので、我が社のアイドル「ワークン」がふんだんに描かれています。
「ここ、結構苦労したんですよ〜」と明元さん。
とにかくコンセントをむき出しにしたくなかったということで、知恵を絞って「開閉式」のテーブルコンセントに仕上げました♪
見た目もスッキリ。使いやすい仕様になっておりま〜す。
ちなみに、この会議室の中だけでもNICのものづくり魂が炸裂する「オリジナルグッズ」が、たくさん置いてありました。
一気にご紹介したい気持ちは山々なのですが、ものすごく長〜いレポートになってしまいますので、今回は泣く泣く割愛させていただきました。
とはいえ、ぜひ皆さまにご紹介したいので、「こんなところにアルミフレーム」のコーナーで、取り上げていきたいと思っています。ちょくちょく覗いてみてもらえたら嬉しいです♪
使い方は自由! フリールーム
さて、お次の部屋はこちら。ある時はセミナールーム、ある時は打ち合わせスペース、またある時は食堂&カフェスペースへと早変わりするフリールームです。
ここも白・黒・赤で統一されているので広々と感じるし、何より居心地がいい! そしておしゃれ!
窓辺のカウンターなどは、ちょっとしたカフェよりもスタイリッシュです。 なんだかおしゃれなインテリア雑誌の1ページをみているような感覚ですよね。
「この椅子、ちょっと座ってみてもらえますか?」と、言われるままに座ってみると、あれ?楽ちん?
写真だと分かりらいかもしれませんが、肘をかけるところがちょこっとついているのです。これがあるとないとでは、座り心地が大違い! この違いをしっかり見分けるとは、明元さん、さすがのナイスチョイスです。
考え抜かれたのは、インテリアだけではありません。この部屋のコンセプトは「オープンで風通しが良い」こと。右隅にホワイトボードが記述したまま残っていますが、これは消し忘れたわけではなく「わざと」残してあるんだそうです。
こうやって置いておくと、この部屋を利用した人は皆、なんとなくでもみますよね。そうすると、打ち合わせに参加していなくても、その内容がなんとなくでも伝わる、というわけなのです。
さらに、そのオープン性は、廊下に面した「窓」に現れておりました。一般的にはここは一面「壁」なのですが、壁だと中のことは一切見えませんよね。その壁に何箇所か「窓」を設けることで、中と外がゆる〜くつながるようにしているのです。
たとえば、廊下を歩きながら、なんとなく部屋の中を見る。中にいる人と目が合えば、軽く手を振ったり、挨拶もするでしょうし、その顔をみて「あ、そういえば!」と、伝えなきゃいけないことを思い出したりするかもしれません。
そんなゆる〜いコミュニケーションができる空間になったらいいな、という願いを込めて、この部屋は作られているのです。
いよいよ、オフィスへ!
さーてさてさて、いよいよお次は愛知事業所の「ブレーン」、設計部門&営業部門です。 すでに新聞でも発表されているので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが(2019年10月17日北日本新聞に記事が掲載されました)、ここではNICで初めて「フリーアドレス方式」を採用しました。
「自由なアドレス」ってなんだ?とお思いになるこかもしれませんが、簡単にいうと、社員が自分固有の席を持たず、好きなところに座って作業できるスタイルです。
IT系や通販系などでは導入している企業も増えていると聞きますが、製造業で、なおかつ設計部門にも適用するのは、なかなかのレアケースなのではないでしょうか。
自分の席があると、どうしても「自分のエリア/他人のエリア」という線引きをしてしまいます。それゆえ書類の山ができてしまったり、一人一冊、同じカタログを持つことになったりと、心理的にも物理的にも風通しが悪くなってしまいます。その壁をいっきに取っ払ってしまおう!というのが、このフリーアドレス方式です。
壁を取っ払うことで、「自分—みんな」という意識にもなります。業務の性質上、一部固定の席もありますが、ここでは大茂所長ですら、固定の席はありません。みんな朝出社すると、まず「今日はどこに座ろう?」から始まるそうです。新鮮ですねぇ〜。
会社自体がそういう風土であれば、上司、同僚、部下も関係なし。縦も横も自由に繋がり、コミュニケーションも活性化します。いろんな意見が行き交えば斬新なアイデアも出るでしょうし、意思決定も早くなる。そんなビジョンを持って、愛知事業所では新たなシステム導入にチャレンジしたのです。
設計部門の様子は、前回の「こんなところにアルミフレーム」でも紹介しています。よろしければご覧になってみてください♫
オープン性を重視した打ち合わせスペース
こちらは打ち合わせスペース。〝会議の時短〟を目指して、打ち合わせテーブルは今注目のスタンディングスタイルをチョイスしました。
注目していただきたいのはモニタの位置です。こちらも情報共有しやすいように、あえて「みんなが見られる」位置に設置しました。
これなら自分の仕事をしながらでも、「あ〜、誰と誰が打ち合わせしてるなぁ〜」ということがわかるし、モニタに何が映し出されているかも、だいたい把握できます。
愛知事業所のコンセプトである「情報共有」と「オープン性」が、ここにも貫かれているんですね。
こちらには1日の作業を「見える化」したり、社内システムを表示して、各拠点が同じデータを共有できたりするそうです。
もう少しリラックスして打ち合わせしたい、そんな時には、奥のソファー席を使います。 こちらもちょっとしたカフェスペースのようですが、作業しているみんなの方を向かって、座るように設計されています。
お互いに顔が見え、会話も少し聞こえる。そんなゆるいながらもリアルにつながりあえるオフィスなのですね。
それでも時には・・・
様々なメリットがあるオープンスペースですが、人間、時には一人で集中して作業したい。そんな時もあるはず・・・。 そんな時は、こちらへどうぞ!
じゃ〜ん!!
「おひとりさま」専用デスクです♪♪
もちろん電源装備。もしものための有線LANケーブルまで備えたスグレモノです。オープンとクローズ、このメリハリを上手に生かしてこそ、質の良い仕事に繋がっていくのでしょうね。
そして本日の業務が終われば、すべてのものを指定の箇所に戻し、私物はロッカーに入れ、机の上は「モニタ以外、何にもない状態」にするルールだそうです。
もう「やりっぱなし」「出しっ放し」は通用しませんね。一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために(^-^)v
何だかラガーマンみたいですね♪
先に帰った人に書類などを渡したい場合は、ロッカーに「ポストイン」すればOK
愛知事業所で働く仲間に伝えたいこと
いたるとこに創意工夫が見られる愛知事業所。まるで「ニュー・ワンダーランド」のようで、楽しい発見がたくさんありました。
棚、テーブル、カウンター、手すりにラックに、ゴミ箱までも、ほとんどがアルミを上手に使ったオリジナル作品を作ったこだわりにも、大いに共感できました。まさに「こんなモノが欲しいな」「なければ作ってしまえ!」という「NICのものづくり魂」ここにあり!ですね。
「富山工場で勤務経験がある人は、アルミでいろいろ作れることを実際に見て、肌で知っていますが、ここ愛知で採用になった新入社員は、その感覚をまだ知らない人もいるんです。 そんな若き仲間たちにも「アルミってすごいんだよ」「こんなものも作れるんだよ」「ものづくりって面白いんだよ」ということを、身近に感じて欲しい。だからあえて手作りにこだわった、というところはあります」
と、明元さん。
探せばいろいろ見つかる時代。それこそ買えば手軽にすむようなものも、自分で設計してゼロから作っていったそうです。その心意気、絶対に伝わっているはずです! ありがとうございました!
はい。ということで、まだまだお伝えしたいことはありますが、愛知事業所レポートはこれにて終了です。歩き始めたばかりの新オフィスですので、これからどんどん進化を遂げていくことでしょう。
また面白い取り組みを始めたことをキャッチしたら、また突撃!してみたいと思います。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
以上、突撃レポートでした。