【Q&A vol.115】ブースや安全柵を分割出来るようにする場合、推奨のサイズ・形状は?

公開日時:2022/10/26

【Q】ブースや安全柵を分割出来るようにする場合、推奨のサイズ・形状は?

ブースや安全柵を分割出来るようにする場合、推奨のサイズや形状などありますか?

【A】分割する場合は、トラックの積載可能寸法と搬入経路を確認してください

大型のものを分割する場合に最低限考えるべきことは、トラックに積載可能な寸法とすることです。

 

トラックは種類が多くメーカによる差もあります。

4ton車、10ton車、それぞれに平ボディ、バンタイプ、ウイング車などありますが、一般的に設備運搬の場合は側面から積み下ろしのできるウイング車を利用することが多いです。

 

その荷台寸法は車によって差がありますが、概ね以下の寸法で考えておけば良いです。

4tonウイング車(ロング):長さ6200mm、幅2100mm、高さ2200mm


10tonウイング車:長さ9200mm、幅2300mm、高さ2400mm

この2種類が一般的で台数も多いので、手配も容易です。

ちなみに、4tonではワイドボディやスーパーロングなどもあり、また、平ボディでは荷台の低い低床タイプなどもありますが、車両が少ないので手配が難しく、余程の場合でない限りは避けた方が良いです。

 

後は、搬入口が狭い場合やエレベーターでの搬入もあると思いますので、設置場所までの搬入経路を合わせて考慮してください。

 

 

ハンドリフトなどでの荷役運搬を容易にするときには、一般的なパレット(1100mm×1100mm)に積載できるようにすることもあります。

また、特注サイズの木製パレットを準備して、その寸法に合わせるという方法もあります。

フェンスやブースなどは、面ごとに分解してパレットに平積みすると、取扱いがしやすいです。

形状については、剛性面で荷締めや運送の負荷に耐えられない場合や、置いたときの安定性が無い場合などは、補強部材や搬送用の補助部材を取り付ける必要があります。

バックナンバー