突撃レポート第20弾!!『地震体験装置』にアルミフレーム♪

公開日時:2019/11/27

今月の「こんなところにアルミフレーム」は、突撃レポート第20弾!!

富山県のお隣、石川県能美市へ行って参りました。

 

今回の取材先は、防災に関する体験や学習の場として設立された『能美市防災センター』様。

 地震体験コーナーで使われた「こんなところにアルミフレーム」と、施設の取り組みをご紹介いたします。

 

防災といえば、9月10月と立て続けに日本に上陸した超大型の台風15号、19号により、関東・甲信・東北地方に大きな傷跡を残したことは、今も記憶に鮮明です。

 

被害にあわれた方々に、心からのお見舞いを申し上げます。

そして1日も早く平穏を取り戻せることをお祈りしています。

 

ニュース等で被災された地域の映像を拝見し、もし自分だったらどのような行動をとるだろうか・・・。

と、考えるのはほんの短い時間。実際に災害に備えている人はどのくらいいるのでしょうか。

自分も含めて・・・

 

今回のこのレポートが、防災について考えるひとつのきっかけとなれば幸いです。(*^^*)

 

「能美市防災センター」HPより

災害を知り、災害に備える「能美市防災センター」!

能美市防災センターは、市民にとって安全で安心な地域づくりを目指し、子供からお年寄りまでの防災教育と防災意識を高めるべく2016年6月に開設されました。

 

能美市消防本部と寺井消防署を併設したこの施設は、大規模な災害が発生しても継続して使用できる「災害に強い施設」で、災害時には防災活動の拠点施設としての機能を果たすこととなる、6階建ての立派な建物です。

 

今回はこちらの能美市防災センターで指導員として勤務されている木下様と、地震体験装置の施工会社であるスタンド アド サービス株式会社の蔦井様にお話しを伺いました。

 

防災センター入口♪

中に入るとこんなパネルが!

備えあれば憂いなし「身を守る」5つの体験

それでは、施設内をご紹介しましょう\(^o^)/

 

能美市防災センターは、普段は防災に関する体験や学習の場として、誰でも気軽に利用できる施設となっており、

「地震」・「煙」・「火災」・「強風」・「情報」といった5つテーマに基づき、

6種類の体験コーナー展示コーナーがあります。

 

団体様はもちろん、お子様からお年寄りまでどなたでも無料で体験することできます。

パンフレットより

まずは災害を知る!

まずは災害について知ることが何よりも大切!!

という事で、〝映像体験〟からスタートです(^-^)v

 

施設の4階にある大きなシアタールームでは、能美市が独自で制作した3D映像と振動する座席で、火災や地震の怖さを体感し、災害から身を守る方法を学ぶことができます。

 

災害の怖さを体感

大迫力なスクリーン♪

地震発生の映像が流れると、おおおっ!いきなり座席が揺れ出し、物が飛び交います。

火災現場の映像では「バックドラフト」が目の前で発生したかのような爆音と飛び出す炎!!!

思わず身体がのけぞってしまうほど、超リアルで迫力満点でした。

 

シアタールームから出たところには、過去の災害資料の展示や、防災について考えるクイズコーナーが設置されていました。

超絶リアルな体験をした直後なので、真剣に防災について考える事ができました。

 

あなたならどうする?

「煙」・「火災」・「強風」・「情報」を学ぶ

3階に降りると、「煙」・「火災」・「強風」・「情報」について学ぶ体験コーナーがあります。 

 

まずは、「煙避難体験室」です。

蔓延する煙の特性や危険性、煙から身を守るための正しい避難方法を学ぶ体験コーナーです。

 

室内には、迷路状に白い壁が立てられており、煙が蔓延すると視界はほぼゼロ!

こんなにも「見えなくなる」ものなのかと、その怖さを味わうことができます。

 

見えているのが当たり前じゃなんですね・・・

「煙避難体験室」

迷路状に立ちはだかる壁

そして、「初期消火体験室」です。


発見が早く小さい火であれば、消火器で火災を最小限に抑えることができますが、消火器の使い方や、どこから消せばいいのか分からない・・・

そんなもしもの時に備えて、火災から身を守るために正しい消火方法を身につける体験コーナーです。

「初期消火体験室」

次に、「強風体験室」です。

 

台風や竜巻などが発生した場合、建物の外はとても危険!

強風から身を守るために、危険な強風とはどんなものなのか、風の怖さを知る体験コーナーです。

こちらでは、風速30m/sまで体験できるそうです。

 

「強風体験室」

そして、「通報体験コーナー」です。


もし災害が起きたら落ち着いた行動を!と言われても、冷静に対応することはなかなか難しいもの。

そこで、いざという時に慌てず正しい情報を伝えるために、実際さながらの模擬119番通報を体験し、

応答練習することができます。

「通報体験コーナー」

「地震」から身を守るために

日本が世界でも有数の地震大国であることはよく知られている事実です。日頃から地震への備えをされている人も多いと思います。

しかし、大きな地震がどんな揺れなのか、どれだけの恐怖なのかを知らずに、地震から身を守る行動ができるのでしょうか?

 

ということで、こちらの施設では、実際にあった過去の大きな地震が〝どのくらいの揺れ〟なのか、地震の怖さを身をもって知ることができる「地震体験コーナー」が設置されています。

 

こちらが今回の取材のきっかけとなった地震体験装置です。

 

じゃ~ん!!

 

地震体験コーナー

この装置では、目の前のモニターに映し出される地震映像に合わせて、小さな揺れから大きな揺れ、横や縦といった、いろいろなタイプの揺れを体感することができます。

 

震度5・・・なんとか自力で立っていられる

震度6・・・すっごい揺れ!怖いけれど、頑張れば立ち続けていられる

震度7強・・・わー、もう無理!(><)

さすがに何かにつかまっていないと立っていられないほどの強い揺れでした。

 

 

激しい揺れに耐えきれず、背中がツッてしまったキタッシー(左)

さてさて、この地震体験装置をよ~くご覧ください!!

よ~く見なくても、もうお分かりですよね(^^;)

 

そうなんです!!

 

この装置の手摺フェンスに使用されたのが、NICのアルミフレームなんです\(^o^)/

 

幾度と様々な解析試験を行い、大きな揺れにも耐えうる頑丈なつくりでありながら、手摺として摑まりやすい設計となっております(^_^)v

 

 

コーナーもしっかり固定

装置土台とフレームもしっかり固定

手摺部分は角度フレームなので掴みやすくなっています

フェンスと手摺フレームはザグリ締結なので突起がありません

長蝶番でしっかり固定

鍵も簡単には外れません!

この装置を施工されたスタンド アド サービス株式会社の蔦井様に、アルファフレームについてお話を伺ったところ、外構、装置周辺工事が大変だったが、「NICのアルミフレームは寸法精度もしっかり出ているのでとても組みやすかった」との事♪

 

また、スチールに比べ軽くて、メンテナンスも容易に行えるので

アルミにして良かった!

と、とっても嬉しいお言葉を頂戴しました(*^^*)

 

防災センターの木下様からも、夏休み中には、能美市防災フェスタが開催されたり、自由研究等でたくさんのお客様が来館されるので、年に一度しっかり検査してもらっていますが、全く問題がなく安心です。


と、これまたありがたいお言葉をいただきました♪

 

まだまだ世間では「アルミは弱い」と懸念されることも多いのですが、NICのロボット架台同様に、あらゆるデータに基づく最適設計により、大きな揺れにも耐えられる構造物を製作することが出来るのです(^_^)v


それもこれも高い剛性を確保するべく、フレームの表面にクリア塗装を施したアルファフレームがあってこそ!!(←出ました!!渾身の自画自賛)

 

私たちの使命は「お客様のあったら良いな」を形にすることであり、このように安心して使っていていただけることが一番の喜びです♪

 

最後になりますが、この度快く取材を引き受けていただきました能美市防災センターの木下様ならびにスタンド アド サービス株式会社蔦井様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。

 

お忙しい中、ご対応いただき誠にありがとうございました<m(__)m>

 

私自身、災害の少ない富山で暮らすうちに『平和ボケ』しているなと感じていたのですが、
今回の取材で改めて防災について考え直すきっかけとなりました。

 

みなさんも石川県に行かれた際には、是非一度『能美市防災センター』を訪れてみてください。

 

以上、今月のこんなところにアルミフレームでした\(^o^)/

 

 

 

 

 

 

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