おーっとテック物語 第43話 晴れて「愛知の人」となる!

公開日時:2021/03/24

前号までのお話

2012年8月、愛知県刈谷市に東海地方の初の拠点となる「アルファフレーム東海(東海営業所)」が開設されました。ここを出発点に、愛知県は東海エリアを舞台に繰り広げられる「愛知事業所物語」にフォーカスしていきます。

 

以前から商圏として重要視していた東海エリア。富山からは担当営業が定期的に出向き、精力的に活動していましたが、なかなか思うように芽が出ない・・・。花を咲かせるためには「その地に根差す」ことが必要なのだと気がついた東海チームは、本格的な愛知進出を目指し新たな一歩を踏み出します。

 

まず手を入れたのは、社内の規定の改革。2010年当時のNICには地方転勤の社内規定がなかったため、社員が地元を離れても安心して羽ばたけるよう、自分たちの足元を固めました。


さぁ、準備は整った。あとは本拠地を決めるだけ。しかし、なかなか理想の物件には巡り会えません。難航する物件探し。理想の物件とは一体いつ巡り会えるのでしょうか?

あっさり決まった社員の拠点

東海エリア進出のための「拠点探し」は、相変わらず難航続き。なかなか理想の物件と巡り会えない日々が続いておりましたが、ちょっと時間を巻き戻し、「社員の拠点」となる住まい選びのシーンをフォーカスしてみたいと思います。難航する会社の拠点探しとは裏腹に、実にあっさりと、驚くほど短時間で決まったのです。

 

時は2010年の初夏。社内規定が完備され、地方赴任第一号となる社員が選ばれました。生まれ育った富山(ホーム)を離れ、新天地での活動です。会社としても150%のバックアップをしたい。ということで、しばらくはホテル住まいをしていた社員Sでしたが、安心して定住できる「拠点」選びが本格的に始まりました。

 

本人の要望を聞くのが一番良いだろうということで、いくつか物件をセレクトしてもらったところ、候補はすべて小牧市。名古屋市内を選ぶとばかり思っていた上司や同僚も「なぜ小牧?」と頭を傾げましたが、長年の東海エリアを回って得た「リアルなデータ」をもとに決めた選択でした。商圏へのアクセスの良さ、物価、住みやすさなど、さまざまなデータバランスが最も良かったのが小牧市だったのです。

愛知県小牧市の位置 愛知県小牧市位置図 ©Shogakukan 作図/小学館クリエイティブより

それからまもなく、ボスが名古屋に行くタイミングに合わせて、住まい候補を見て回ることになりました。

 

最初に訪れたのは、交通量の多い道路沿いにあるマンションの2階。初めて見る部屋に、社員Sはもちろん、同行したメンバーもドキドキしながらも、冷静に室内をチェックしていきます。

 

日当たりは良し。アクセス、利便性よし。広さも十二分にある。どれどれ、景色はどうかな?」と、窓を開けたその時、その場にいた全員の目に飛び込んできたのは、お墓・・・でした。

 

次の瞬間、何事もなかったようにピシャリ!と窓を閉め、振り返りざまにボスが放った一言。

 

「ここでいいな」


「はい? ・・・はい」

 

窓を開けてからわずか2秒程度。これぞ本物の「即決」です(笑)。そしてもちろん、その場で契約。

「じゃ、あとはよろしく」と、風のようにと富山に戻っていきました。


決定スピードが早いとは聞いていましたが、まさかここまで・・・と、その決断の早さを目の当たりにした社員Sは、今でもこのシーンをたまに思い出すと言います。

 

こうして驚くべきスピードで社員Sの「愛知本拠地」が誕生。社員Sは晴れて「愛知の人」となったのです。

ものづくり魂、本気出す

しかし、スピードが早いのは決断だけではありませんでした。この後の行動の早さも、ある意味「伝説級」でした。

 

引っ越し当日、当の本人である社員Sは「これからアポがあるから・・・」と、早々に営業活動に行ってしまいます。

ガランとした部屋に残された同僚2名。一瞬キョトンとするものの、そこはNICの「ものづくり魂」を持った男たち。どちらから言い出すでもなく、部屋の採寸を行い(メジャーは常に持っています!)、買い物に出かけます。

 

向かった先は、地元のホームセンター。そこでもろもろの生活必需品や簡単な家具を買い揃えます。

 

布団一式、簡易テーブル、ポットやドライヤーなどの家電製品に、あまり自炊はしないと思いながらも、最低限の台所用品や食器もいくつかチョイス。その中に社員S好みであろうマグカップもちゃんと入っておりました。

 

そして部屋に戻り、カーテンをかけ、棚を組み立て、もろもろの生活必需品を美しく配置し・・・。

 

まるでテレビのバラエティー番組のようですが、ガラーンと何もなかった殺風景な部屋が、1日、いえ、半日にして「快適に暮らせる部屋」へと見事な変身をとげたのです。

 

この短時間でここまで仕上げるとは!! しかもリハなしのぶっつけ本番です。ものづくりのプロが本気出すと、こんなにもスピーディーに「カタチ」が整うのです。

整ったのはカタチだけではありません!

ホームセンターで購入したカセットコンロ&焼肉プレートで家主がいない中での『引っ越し焼肉パーティー』を開催♪

焼肉の臭いが蔓延する部屋に戻ってきた社員Sの反応たるや・・・(ご想像ください)。


当ブログの『NICの愉快な仲間たち』のコーナーででご紹介しているような、笑い溢れるワンシーンが繰り広げられたのでした。

 

一人事務所から東海営業所へ 〜アルファフレーム東海誕生へ〜

こうしてNICの愉快な仲間たちの愛情がたっぷりこもったこの一室を拠点に、社員Sによる本格的な愛知・東海エリアへの営業活動が、2010年7月より開始されました。

 

最初は「住まい兼一人事務所」としてのスタートでしたが、どんなに小さくても地元に拠点があると、覚悟と心の安定感が違うのかもしれません。「こんなにも動きやすくなるのか!」「ホテル住まいとは全然違う!」と、実感した社員Sは、某大手自動車メーカーを中心に、さらに精力的に活動の幅を広げていきました。

 

そして・・・

 

一人で頑張ること約1年。社員Sの頑張りが実を結び、東海エリアでの商売も忙しくなり、いよいよ一人では手が足りなってきます。

 

地元に馴染めば、情報も入って来やすくなるもの。以前より遥かにスピーディーに良い情報を得られるようになり、ついに事務所物件が見つかったのです!

 

場所は「刈谷市」。一人事務所があった小牧市から少し距離がありますが、社員Sによる1年間の東海エリア攻略の実体験をもとに、「ここしかない!」と、決断をくだした場所でした。

愛知県刈谷市の位置 ©Shogakukan 作図/小学館クリエイティブ より

その場所は、なんと!「焼肉屋の隣」という立地なのですが、焼肉好きの社員Sが故意に選んだわけではなく、偶然のなせる技であったことを一言申し添えておきましょう。

 

 

そして2012年8月。営業所に昇格した「アルファフレーム東海(東海営業所)」が新たなる船出を迎えます。

乗組員は社員Sの他に新たなメンバーが2人加わり、3人のメンバーとともにまだ見ぬ大海原へと漕ぎ出したのです。

 

いよいよアルファフレーム東海(東海営業所)が動き出します!

こうして順調なスタートを切ったアルファフレーム東海号と3名の乗組員。どんなドラマが待っているのか?

次回のお楽しみに。

<つづく>

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