おーっとテック物語 第35話 ついに完成!世界初のマーキングシステム

公開日時:2019/01/30

前回までのお話

「アルミフレームに直接、組み立て情報を印字する」という前人未到の領域を目指したKAKCHARチーム。

試行錯誤を繰り返し、「プリンタ初号機」の完成を迎えます。時は2009年の6月。

理想のサービス提供へまた一歩、近くことができたのです。

 

次なるステップは、このプリンタが実用に耐えうるかを試すこと。信頼できるパートナー企業に3社協力を依頼し、

試運転が始まりました。その結果、ありがたいことに3社から「効果あり!」との高評価を得ることができましたが、同時に様々な「やるべきこと」が明確になりました。

さて、KAKCHARチームはその課題に、どう立ち向かっていくのでしょうか?

試運転でハッキリした次なるステップ

プリンタ初号機のモニタの結果、協力してくれた3つの企業から、「工数削減に効果あり!」と太鼓判が押されたアルミフレームへのマーキング(印字)。

 

具体的には、図面の作成、材料の仕分け、取り付け位置の確認や計測、さらには組み立て完成後の検査時間など、様々な面で「時間が短縮できた」「楽になった」と実感し、トータルの組み立て工数で、20%~50%の削減が見られたという結果になりました。

 

KAKCHARチームが設定していた合格ラインは概ねクリア!です。

 

試運転に先駆け、KAKCHARチームはこのマーキング技術の特許を申請していました。名実ともに「唯一無二の技術」であることを証明したかったからでです。

そして、今回のモニタリングでの高評価。今までどこにもなかった技術が、第三者に「効果あり!」と認めてもらえたのです。

 

まずは「ゼロ」から「1」へ。ひとつコマを進ませることはできました。しかし、ここからがKAKCHARチームの正念場。この「1」をどこまで大きく育てられるかは、さらなる開発にかかっているのです。

 

KAKCHARチーム、量産化へ向けて突き進む

モニタの高評価の影に潜んでいたのは、「量産化」との距離感でした。

 

現時点の評価は、あくまでも開発機レベルでの評価であることを重々承知していたKAKCHARチーム。

いくら「技術的には」可能でも、現実社会で役に立たなければ意味がないことも、痛いほどよくわかっています。

 

より多くのお客様を助け、世の中を便利に変えていくには、よりたくさんのフレームにマーキングできるパワーと体力のあるプリンター装置を作り上げなければなりません。今までの技術開発とはまた違う角度での開発が必要になってきたのです。

 

KAKCHARチームに、また新たな火がつきました。

 

もちろんその道は平坦ではありませんが、やるべきことが見えたら、あとは突き進むのみ!です。

 

量産化とはいえ、フレームに印字する情報は、1本1本長さや印字情報が異なり、同じものは1つもありません。

これを「いかに一度にたくさん、正確に印字するか」が量産化のポイントになります。

 

また、フレームで製作する構造体は、大きい物から小さい物もまで様々ですが、精密な物になればなるほど、フレームの本数も多くなります。

 

そこで、まずは生産量の多い3mまでのフレームに対応する「マーキング1号機」の開発に着手しました。

マーキング1号機の完成 そしてサービスデビュー!

たった1m伸ばすだけですが、プリンタ装置自体の強度や安定性が求められることはもちろん、印字スピード、印字精度も上げていかなくてはなりません。さらには、今回の試運転で明らかになった文字サイズ、印字する位置、文字の長さなど、細かい改良も必要です。

 

また、初号機の開発段階から、KAKCHARチームの中には、「フレームに印字するだけ」ではなく、装置そのものの外販も視野に入れていました。社内だけでなく、お客様に使っていただけるレベルのクォリティを、装置自体に求めたのです。

 

またまた自らの手で、ハードルを上げてしまったKAKCHARチームですが、休むことなくトライ&エラーを繰り返しながら、目の前の課題をひとつひとつ、丁寧にクリアしていきました。

 

そしてーーーー

初号機の完成から半年経った2010年の1月。 

最低でも1年はかかるだろうと見ていたのですが、プリンター技術班の予想を上回る快進撃のおかげで、わずか半年で理想のプリンター装置「マーキング1号機」が完成しました。

 

同時に、フレームに直接組み立て情報を印字するサービスを「マーキングシステム」と命名し、正式なサービスとしてスタートしました。

 

 

 

 

当時のパンフレットです♪

世界初のサービス

「KAKCHAR」+「マーキングシステム」 堂々のデビューです。

 

これからの製造業に、どんな旋風を巻き起こすのでしょうか?

 

<つづく>

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